わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 の感想

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参照データ

タイトルわたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
発売日販売日未定
製作者マララ・ユスフザイ
販売元学研マーケティング
JANコード9784054058460
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

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本書は、史上最年少で、ノーベル平和賞の候補になった、
16歳の女の子、マララの手記である。

マララは1997年に、パキスタン北部にあるスワート地区で、
教育熱心な父のもとに生まれた。

「わたしの望みは、自分の子どもたちを教育し、
パキスタンの子どもたちを教育することだ。
だが、国のリーダーの半分が嘘ばかりついていて、
あとの半分はタリバンとつなかっている状況では、がんばるだけではどうにもならない。
だれかが声をあげなければならないんだ」(283)

そう語るマララの父は、
女の子にも教育を受けさせるべきだという主張を貫き、
自ら学校を営み、政治活動にも積極的に関わってきた。

女の子に教育を受けさせることは、タリバンの教義に反する。
タリバン政権下で、父の活動は、まさしく命がけであった。

そんな父の影響を強く受けて育ったマララは、
11歳のとき、ラジオのインタビューで、痛烈にタリバンを批判した。

「もしわたしがあなたの頭に銃をつきつけて、
『イスラム教こそ本物の宗教だ』といったら、誰が信じるでしょう」(200)

これがどれほど危険な発言であるか、
言論の自由が保証されている日本にいると、ピンとこないかもしれない。

彼女のこの発言は、
タリバンに宣戦布告したようなものである。

また、マララが匿名で書いた日記は、
全世界から注目を浴びた。
「やっぱりペンの力は強い。……戦う方法が分かってきた。
自分たちのあげる声に
どれだけの力があるかも分かってきた」(211)

マララは生命の危険を顧みず、
誰もが平等に教育を受ける権利があることを、
国内外に訴え続けた。

「教育を受けられない人がたくさんいるということが、
パキスタンの抱える多くの問題の根底にある。」(60)

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