孫正義の参謀―ソフトバンク社長室長3000日 の感想

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タイトル孫正義の参謀―ソフトバンク社長室長3000日
発売日2014-12-22
製作者嶋 聡
販売元東洋経済新報社
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購入者の感想

孫正義の発想が非常に優れていることがわかる本。孫正義に関しては色々悪口言う人が多いですが、結局は優秀な人だということです。日本人どうのこうのではなく、文句を言うならこの人以上に頑張って仕事しろよと思う。

経常利益1兆円をたたき出す会社とはこうもスケール感が違うのかと思い知らされた本。それにしても驚かされるのがもうこの本の内容が風化しかかっているということ。今のビジネスのスピードは恐ろしく速く、そして敗者には恐ろしく残酷である。内容が少し政治絡みで私としてはそこが気に入らなかったが、普通のビジネス書にはない疾走感が感じられた。

本書は、2005年~2014年までの約8年間=300日間を、ソフトバンク社長室長を務められた「嶋聡さん」が半年弱をかけて自ら書き起こされた書籍だ。素直にタイトルの意味を読めば、ソフトバンクについて書かれた書籍ではなく、まさに自らを「参謀」と名乗られた嶋聡さん自身の回顧録なのであるが、多くの人は、私のように嶋聡さんに興味があったわけではなく、「白い犬」のブランドイメージを持ったソフトバンクという企業や、孫正義氏への興味から、本書を手に取られているのではないかと思う。結論から言うと、それでも大丈夫だと思う。読み終わって、このレビューを書くまでは、本書が嶋聡さんの回顧録だということには気が付かず、ボードフォンを買収して通信キャリアとなり (本書ではソフトバンクは通信会社のような小さな会社ではないと否定されているが) 電力事業に浮気しつつ、再びスプリント買収を成し遂げるまでのソフトバンクの 8年間の記録として読み切ることができた。正直言って、最近読んだ本の中では、「ジョナサン・アイブ」か本書かというくらい群を抜いて面白かった。

ジフ・デービス買収以来の動きをすべてウオッチしている自分でも、ボーダフォンを買収した頃は、博打だと思っていたが、実際にまだ見ぬ iPhone を独占的に扱えるとしても博打だっただろうが、白い犬以後のソフトバンクのやり方は、企業人としては、学ぶべきところが多数あるし、企業として危なっかしいことも含めて組織をあげてやり切り、炎上すれば、Twitterでそれを鎮める孫社長の力はやはりすごい。それをもっと具体的に知りたい、知ったとしてそこから自分の行動として学ぶのは難しいが、それでも本書は読み方によって、企業の成長のためにリーダーシップを発揮するということに対して様々なヒントを与えてくれる良書だと思う。その意味で、本書の前半・中盤は、「見習い参謀」になった嶋聡さんの目を通じて、孫社長の日常、やり方、行動の片鱗を学ぶことができる。
ちなみに、ソフトバンクについて本書の続きの1年間が知りたいときには、迷わず「週刊ダイヤモンド 2015年1/24号」の電子雑誌バックナンバーがオススメ。「孫正義

個人的には久しぶりに力強い読み応えがある本だった。
理由は3つ。
1) ゼロから立上げた企業が、歴史に残る劇的な成長を遂げた期間を描いている。
しかも戦後や明治の事ではなく今も続くリアルタイムの話であり、背景の社会情勢なども現実的に伝わってくる。
2) 著者が、孫正義に非常に近しいだけでなく本人もこの間の成長の重大な一部であった事。
こう言った本にありがちな虎の威を借る狐な感じでもなく提灯的な事もない。
3) 著者は作家ではないが、一流の政治家でありビジネスマンなのでむしろ文章が読みやすい。
こう言った本はどうしても恣意的に誰かを悪者にしたりヒーローにしたりしがちだが
感情による評価や大げさな表現を抑えて客観的に事実だけを、しかしキチンと興味を惹けるように書いている。

未来に希望が見出しにくい今の日本で
自分ももっと頑張らねばと思わせてくれる本だった。

某ルポライターが書いている本に明記されていたように、この孫正義という中年男は『腹黒く、ずるがしこく、いかがわしく、うさんくさい』男であることに、私も強く同意します。
それは、この中年男が経営している「ソフトバンク」やその各子会社の経営スタイルに、はっきりと現されています。
例えば、この孫正義という怪しげな中年男が経営するソフトバンクの100%子会社である「カービュー」について言っても、『カービュー被害者の会』が日本全国のあちこちで立ち上げられているというのは、『最低限、法律に違反しなければ、騙される方が悪い。儲かれば、それで良い『』と、この中年男が考えているからでしょう・・・。
この中年男が法律すれすれで大金を儲けるかげで、いかに多くの被害者が出て、「騙された!」と激怒し泣き寝入りしているというのに、この中年男は見て見ぬふりをするだけで、儲かればそれで良いと考えているのでしょうね。
私が言っていることが嘘だと思えば、皆さん方も、『カービュー 詐欺』『ソフトバンク 詐欺』というキーワードで、グーグル検索すれば、いかに多くのページがヒットすることか・・・。
また、この中年男が東日本大震災に100億円寄付する(?)と言っても、まだ寄付すらされていない疑惑があちこちで噂されているし、そうでなくても、「その100億円は、そもそも、法律すれすれに、怪しげで汚いソフトバンク商法で得たアブク銭ではないの!?」と、言いたくなります。
私は、この中年男の生き方やソフトバンク・グループのビジネス方針に、極めて強い疑問を呈していますので、孫正義という怪しげな中年男の参謀と言われても、「あなたの書いていること、していることも、儲かれば、それでよい。法律すれすれの怪しげで汚いソフトバンク商法の陰で、いかに数多くの人たちが泣き寝入りしていることか・・・!?」、というのが読後の正直な感想です。
怪しげで汚いソフトバンク商法の本性を見たり!!
怪しげな中年男よ、恥を知れ!!

政治とビジネスが直結する世界があるのかと認識させて頂いた。まだまだ見通しの利かない新たなビジネスを自信満々に言い切って、エクイティとデットを魅了する孫社長を近くで見ていた著者の生のレポートは実に貴重。
一方、著者曰く、孫社長の弱点でもある政治との調整もまた興味深い。1サラリーマンの自分たちでは垣間見られないロビー活動。
ベンチャーと大企業の二つの側面を持つソフトバンクからは、やはり目が離せない

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