ベスパ! ビバーチェ vol.13 の感想

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長い休刊時期を経てようやく復活の日を迎えた。さあ・・・、
と思い書店で手に取ってみたが何のことはない。以前特集された内容の煮直しに最新機種カタログが若干追加されただけ。
金属モノコックフレームであることと極一部の機種を除けばハンドチェンジでもないただのオートマで、ただの過去のブランドイメージに
縋り付いてるだけの今のベスパに趣味性を見出すのはかなり難しいゆえの編集内容なのだろう。
それにしてもこんな内容でよくも復刊にゴーサインを出したものだ。ほとんどの情報はネットでも探れるレベル。
まあ休刊する以前も回を追うごとに内容がマンネリ化するこの出版社の傾向がよく出ていたし、期待する方が可笑しいのか。
いまどきベスパに敢えて乗ろうとする人間にモッズだのローマンホリデーだの探偵物語なんかに触発される奴なんかいない。
日本のバイクメーカーがこぞって出した「モドキ」では満足できず、ホンモノに触れたいから、
性能や機能重視の日本製スクーターに決定的に足りない「心を満たす豊かさ」を、
ギスギスした嫌な国に成り下がった日本ではなく、幻想でもいいからイタリアのおおらかな風と共に感じていたいから選ぶ、
そういう人間がほとんどなんじゃないのかと思う。
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復刊していきなりこの程度ですから今後も期待出来ずまた休刊、廃刊でしょうね。