虐待の家-「鬼母」と呼ばれた女たち(中公文庫) の感想

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参照データ

タイトル虐待の家-「鬼母」と呼ばれた女たち(中公文庫)
発売日2011-06-23
製作者佐藤 万作子
販売元中央公論新社
JANコード9784122054981
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

この本の内容だと、連れ子どうしで、結婚した両親は、同罪なのでは?、と思う。
連れ子は、小さい子供なわけではなかったが、もう自己はでき始めていたはずだ。
母親は、なつきもせず、いたずらやケンカをする息子、相手の連れ子に腹を立て、軽い暴力から、いらないなら食べなくていい、と食事を抜かせた、それがエスカレートして、義理の息子のほうも、多分、ヤケになってしまって、「世話にならない」と言ったのだろうが、食事もしなくなり、痩せてゆき、あとしばらく放置しておいたら命が危ない、というところで、救急車が呼ばれて、助け?出された。
ふつう、義理の母親に、ごはんを出してもらっていなかったら、父親が助け舟をだしても良いはずだが、この父親は、息子が入院したあとに、野球の優勝パレードに行くと言い、周囲を呆れさせている。
妻も妻だけど、夫も夫で、なんだか、ただよってくるのは「希薄さ」だけな気がした。
実の母親の実家に逃げ込んだ次男(万引きして食べてもいた)はまだしも、長男は、なぜこうなるまで、中学生であるにも関わらず(もう途中からは精神にもダメージがあらわれていたようだが)、この父親と義理の母親のもとにい続けたのかも、当人は回復していないようなので、わからない。
私の知人にも、連れ子ありの再婚をした夫婦がいるが、やはり崩壊してしまった。
その家族とは別に、幸せになっている家族もいる。
初婚どうしであっても、他人が夫婦になり、家庭を作り、子供を育てる、というのは、昔?より、難しくなってきているようだ。
ただ、ばつが悪くても、子育てがうまくゆかないなら、周囲の機関に相談して力を借りることは、恥ではないと思う。
未成年の未来を、摘み取ってしまう前に、大いに助けを呼ぶべきだと思った。
思うように子育てができている夫婦のほうが、あまりいないと思うのですが…。

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中央公論新社から発売された佐藤 万作子の虐待の家-「鬼母」と呼ばれた女たち(中公文庫)(JAN:9784122054981)の感想と評価
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