魔法使いのお時間よ の感想
参照データ
タイトル | 魔法使いのお時間よ |
発売日 | 2014-03-14 |
製作者 | 内海まりお |
販売元 | まり王 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究 |
購入者の感想
表紙の魔法使いを主人公に、異なる時代や場所で色々な人々に出会い、彼らの人生に小さな魔法をかけていくお話し。(「不思議な少年」と同じスタイルですね。)
基本、1ゲストについて4コマ×10本前後のサイクルでお話は進みます。
最初の数ページ読んだ時は正直失敗したと思いました。例えば、現代の普通の少女と出会う最初のストーリーはこんな会話。
「まほうつかいは普段なにしてんの」「テレビとか見てる」「ふつー」「でもチャンネルはまほーで変えるぜ!」「…リモコン使えよ」
あぁ、これは低頭身のかわいいキャラがゆるいやり取りをするのを眺める漫画で自分とは合わないか…と思ってしまったのです。
…が、この少女とのストーリー全体のオチとなるラスト2本の四コマでその印象は大きく変わります。
グダクダな会話と適当に見える魔法という現実味の無いふわふわした出会いが、少女のその後歩むリアルな人生に小さな幸せを与え、それが長く長く続いていく様子が描かれているのです。
ストーリーのラストギリギリまでグダグダで、最後の最後で話にガシッとオチをつける。油断していた分「おぉ…!」と感動するし、ラストがわかると不思議と前半のグダグダ感も愛おしくなってくるのです。
基本がゆるい分気軽にラクに読めるうえ、小さな感動も味わえる。なかなか良い四コマ漫画です。
基本、1ゲストについて4コマ×10本前後のサイクルでお話は進みます。
最初の数ページ読んだ時は正直失敗したと思いました。例えば、現代の普通の少女と出会う最初のストーリーはこんな会話。
「まほうつかいは普段なにしてんの」「テレビとか見てる」「ふつー」「でもチャンネルはまほーで変えるぜ!」「…リモコン使えよ」
あぁ、これは低頭身のかわいいキャラがゆるいやり取りをするのを眺める漫画で自分とは合わないか…と思ってしまったのです。
…が、この少女とのストーリー全体のオチとなるラスト2本の四コマでその印象は大きく変わります。
グダクダな会話と適当に見える魔法という現実味の無いふわふわした出会いが、少女のその後歩むリアルな人生に小さな幸せを与え、それが長く長く続いていく様子が描かれているのです。
ストーリーのラストギリギリまでグダグダで、最後の最後で話にガシッとオチをつける。油断していた分「おぉ…!」と感動するし、ラストがわかると不思議と前半のグダグダ感も愛おしくなってくるのです。
基本がゆるい分気軽にラクに読めるうえ、小さな感動も味わえる。なかなか良い四コマ漫画です。