デザイニング・マルチデバイス・エクスペリエンス ―デバイスの枠を超えるUXデザインの探求 の感想

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参照データ

タイトルデザイニング・マルチデバイス・エクスペリエンス ―デバイスの枠を超えるUXデザインの探求
発売日販売日未定
製作者Michal Levin
販売元オライリージャパン
JANコード9784873117089
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » コンピュータサイエンス » システム管理・監査

購入者の感想

マルチデバイス(コアデバイスはPC、スマートフォン、タブレットとテレビの4つ)の時代に、IoTの時代を見据えて、
どのように各デバイス上でUXを実現するか、そのヒントとフレームワークを与えているのが本書です。

訳者まえがきにあるように「世の中にUIやUXに関する本は数多く存在しますが、このような視点で語られている書籍は多くない」ようです。
著者が提唱しているのは、一貫性(Consistent),連続性(Continuous),補完性(Complementary)の"3C"であり、
各デバイスで同じコンテンツとコアとなる機能を実現してあげること、ユーザの利用シーンとして複数のデバイス間にまたがって目的を達成するコンテキストを想定したデザインにすること、複数のデバイスを同時に使うインタラクションを考えることです。

言葉での理解は難しいかもしれませんが、本書は具体的な先進的事例を多数あげており、Googleはもちろん、Trulia、Hulu、IntoNow、Allrecipesなどのアメリカのサービスを通して、3Cの具体的な実現例を見ることができます。
レスポンシブの賛否もコラムとして載せられていますが、もう少し踏み込んで書かれてあってもよかったかもしれません。
UXに銀の弾丸はないので、具体的な手法が書かれているわけではありません。
あくまでマルチデバイスでの考え方のヒントとして本書は読者に感化を与えてくれると思います。

デザインは詳しくないので、素人の意見となる事ご容赦です。

本書は、同一のサービスをスマホ、タブレット、パソコンから利用する際に、それぞれのアプリケーションがどうあるべきかという事についてまとめられています。例えば料理のアプリでもスマホでは買い物目的の材料一覧表示に注力し、タブレットで作り方の表示を凝るというようにです。

私自身はIoT関係の研究でスマホ、タブレットのアプリがどのようになっていくのかを調査するために買いました。

本書はアプリの仕様をどのように考え、どうシステム開発を行っていくかという事を知るには有効と感じました。実装に関するコードサンプルが目的では、この本は購入しない方が良いと思われます。

個人的にはディスカッションの項目が具体的になっていて面白かったです。マルチデバイスでのサインインやインストールの重要性であるとか、そういう事に触れています。

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