ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと の感想
参照データ
タイトル | ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | オライリージャパン |
JANコード | 9784873114293 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コンピュータ・IT |
購入者の感想
この本では97人のソフトウェアアーキテクトのエッセーが載ってます。注意してもらいたいのが監修者まえがきにもあるように「最初に言わなくてはならないことがあります。残念ながら、この本を読んでも、あなたの目の前の問題が解決されることはありません」(p.5)とあり、この本から即効性のある成果は得ることをそもそも期待しない方がよいと思います。それは、副題が 「Colelctive Wisdom from the Experts」となっていることからも分かるかと思います。※ WISDOMはIT的に言えば、data→information→inteligence→knowledge→wisdom と要はかなり高い次元のものを指しています。私自身がこの本から得た上澄み(wisdom)は、絶対解ではなく最適解を出すことの大切さとか設計上でのトレードオフの重要性とかそういうとこかな〜、と思います。
2012年1月9日現在、amazon.com英語版(オリジナル)のレビュー数が27、和訳された当書のレビュー数が3と圧倒的に少ないのは、何を意味しているのだろうか?と少し考えみました。1) IT業界で開発職として従事している人はエンジニアというよりテクニシャンで、読んで即効性がない(スキルが身につかない)書物を避けている。 2) 日本のようにITゼネコンか職業IT開発職という選択肢がないことが多い日本においてはビジネスとITを高い次元で理解しておく必要があるITアーキテクトという職種は生まれにくく、従ってこういう本もあまり役に立たないと思われている。理由としてはそんなとこだと思います。5年後・10年後日本のIT業界ももう少し成熟して、こういう本が少しは役に立つ位になればな〜と少し思いました。
2012年1月9日現在、amazon.com英語版(オリジナル)のレビュー数が27、和訳された当書のレビュー数が3と圧倒的に少ないのは、何を意味しているのだろうか?と少し考えみました。1) IT業界で開発職として従事している人はエンジニアというよりテクニシャンで、読んで即効性がない(スキルが身につかない)書物を避けている。 2) 日本のようにITゼネコンか職業IT開発職という選択肢がないことが多い日本においてはビジネスとITを高い次元で理解しておく必要があるITアーキテクトという職種は生まれにくく、従ってこういう本もあまり役に立たないと思われている。理由としてはそんなとこだと思います。5年後・10年後日本のIT業界ももう少し成熟して、こういう本が少しは役に立つ位になればな〜と少し思いました。