マンガでよくわかる 教える技術 の感想

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参照データ

タイトルマンガでよくわかる 教える技術
発売日販売日未定
製作者石田 淳
販売元かんき出版
JANコード9784761270575
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » 店舗・販売管理

購入者の感想

漫画で部下やバイトを育成するポイントを物語形式で解説する。
部下が成果を出せないのは上司の指導が悪いからである。
要は「コーチング」の技術を知らないことが原因のようだ。

部下を結果が出せるような方向へ導くのが正しい上司のあり様です。
個々人によって「得手不得手」は異なります。何が出来て何が出来ないのかのポイントの整理をします。
さらに相手の事を良く知るための努力も必要です。仕事以外のプライベートな部分を知ることで親近感が湧きます。
相手に指示を出す際はすぐに「分かった」という部下は「分かっていない」と思った方がよい。
疑問点をあげて逆に確認を取って来るような状況なら理解しようとしているはず。
理解しているかを復唱させましょう。
指示に具体性を欠いていると何をしていいのか分からなくなり分析も出来ません。
行動するには「具体的にこういった作業をしなさい」というようなハッキリとしたものに絞り、一度に多くの事をさせないことです。一度に多くの事をやらせようとすると抜け落ちが出ます。
目標が大きい場合、現実と乖離し過ぎて意欲を失う場合があります。その際は「小さな途中目標」を提示して仕事に達成感を感じるようにします。
部下の成長を認め褒めることで部下は伸びます。部下を褒めない上司は多い。
行動も日々数値化し、出来たのか出来なかったのかが客観的に判断できる物差しを決めましょう。
この辺りが曖昧になると日々の成長を確認できません。

部下のやる気を引き延ばし成果を上げさせることで組織に貢献させる。それこそが上司の役割であり醍醐味でしょう。

4月になると新人が入社します。

新人は基礎研修を終えると現場でのOJTが始まります。
この時に困るのが教えることができない先輩。

これは先輩社員が悪いのではなくて教える技術を習ってこなかったことにあります。

昔は先輩の仕事を盗んで覚える式でした。
これは、会社に時間も人員の余裕もあったから。
職場の先輩と新人が切磋琢磨してお互いのレベルアップが図れました。
現在は極限まで効率化されているために、そんなヒマはありません。
新人は即戦力として働いて欲しい。
そのために、効率よく教える技術が必要だと実感していました。

本書は「教える」とは結果を出すことではなくて正しい行動をすることだと説いています。

OJTで新人が配属された場合。
従来式の教え方だと、がんばれ! 結果がすべてだ! でした。
しかし、結果がすべてといっても、途中に正しい行動が伴わなければ結果が出ることはありません。
繰り返しますが「がんばれ結果がすべてだ」の時代には会社に余裕があったから、試行錯誤する時間があったのです。
それが、現場の人手に余裕がないから試行錯誤が許されなくなっています。

それに、新人が先輩にどうしたら結果が出るのですか? と聞くと考えろとしか言われません。
なぜかというと、そもそも、先輩は教える技術を身に付けていないから、結果を出す方法は答えようがない。
先輩自身もわからない。
だから考えろとしか言えないわけです。

とりわけ冒頭にあった、知識と技術の違い。
知識は、聞かれたら答えられること。
技術は、やろうとすればできること。

いままで知識があればできると思っていましたけれど、そうじゃない事がわかります。

正しい行動の積み重ねで結果がでる。

本書を読んだら、使えない部下が配属された! と言う先輩は失格なのだなぁと思うようになりました。
使えないのは指導の仕方が悪かったからなのですね。

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