IDOL ILLMATIC の感想

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まず、ライムベリーのラップの実力自体もさることながら、
実際の（ラッパーのカルチャーとか共有されているわけではない）平場のライブで、
どれだけ観衆を盛り上げる力を養ってきたかを正当に評価してほしい。
アイドル稼業とはここまで凄いことやるのだ。やらないと抜け出せないのだ。
ライブ最強と言っているラッパーの先輩方がだめだとかそういうことではない。
だが、間口の広さは彼等先輩の比ではない。
マイナーとはいえ、彼女たちのライブの実力、楽しさはそこそこ知られていたし、知名度もそこそこあった彼女たち。
それがつい１年前には活動を休止し、MCの一人yukaを「経済的理由による」脱退で失った上での再出発。
いかにその活動が大変であるか、順風満帆に見えていたのに。。。自分たちで持ち出してるのね、結構活躍してるのにね。

そして、2MC1DJで新たに活動を再開してから初のシングルCDである本作。（そろそろアルバム期待したいんだが）
彼女たちのここまでの活動を考えると「清く正しくイルマティック　それがアイドル稼業！」なんて笑い事じゃなく凄いこと言ってるんだけど、
ラッパーにありがちな、「ほら俺の魂込めたリリックすげぇだろ（言うほどかよと思うよね）」っていうの感じないだけ実に入りやすい。
ここも彼女たちの良さではある。yukaがいなくなったとはいえ、DJ HIKARUが少しぐいっと前に出てきて、パワーダウンは感じられない。
初回盤には1曲オマケ的に（だが値段の違いはこれだよね）「プレイグラウンド#1」が収録されている。
キック効いたテンションあがる「フワフワ」な楽しい曲だが、しかし収録時間は1分30秒である。
そこをどう評価するか。僕はそれでも初回盤だ。
もちろん、本当は初回盤だもの、YouTubeにあるPVあるいは凄くカッコいいライブ映像をDVD収録してほしかったなと思う。
けれど、彼女たちには「経済的な理由」で無理して欲しくないから、そこは辛抱する。
でも次のシングルではきっと。かなえばいいなぁ。