誤訳の構造 の感想
参照データ
タイトル | 誤訳の構造 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中原 道喜 |
販売元 | 聖文新社 |
JANコード | 9784792217082 |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文読解 |
購入者の感想
主として文学作品の翻訳に見られるケアレスミス的な誤訳例を文法項目ごとにまとめ、明快な解説と類似の参考例文を付した本です。この本を一読すれば、英文読解においてこの本に取り上げられたものと同種の誤りに陥る可能性を、かなり低下させることができるでしょう。
語彙レベルは高くなく、高度な文法知識が前提とされるわけでもないので、(例えば伊藤和夫「英文解釈教室」よりもずっと易しい)高校二年生でも十分読めるでしょう。
掲載されている誤訳例は、明らかに構文・文法・語句レベルでの誤解に起因するものばかりで、日本語表現レベルで拙い「悪訳」をあげつらっているわけではありませんので、大学受験にも役立つ部分が非常に多いと思います。(志望校の出題傾向にもよりますが)
語彙レベルは高くなく、高度な文法知識が前提とされるわけでもないので、(例えば伊藤和夫「英文解釈教室」よりもずっと易しい)高校二年生でも十分読めるでしょう。
掲載されている誤訳例は、明らかに構文・文法・語句レベルでの誤解に起因するものばかりで、日本語表現レベルで拙い「悪訳」をあげつらっているわけではありませんので、大学受験にも役立つ部分が非常に多いと思います。(志望校の出題傾向にもよりますが)
いわゆる語訳発見本とは一線を画す快著です。一般向け(事実、語学コーナーにて見つけました)なのでしょうが、むしろ受験生にとって必読書と思います。200弱の問題文が与えられていますが受験レベルを越える単語や熟語は皆無です。しかしどの問題も訳してみると喉に魚の骨が刺さったような後味を覚えます。何かしっくりとこない。それに対して眼からうろこの種明かしの解説が必要充分に添えられています。別に裏技を披露するわけでもなく淡々と英文法の基本に乗取った解説です。くどい大仰な説明が延々と続く講義型実況型の英文解釈の参考書を何冊も買い込むよりこの本を一回通読するほうがはるかに充実感をえられます。点数にも結びつくかと思います。取り上げられている文章も味わい深く、TOEICあたりの空疎な文章とは別格です。同じ読むなら国語力の血肉にもなるような文章で一石二鳥を狙いませんか。