日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ の感想
参照データ
タイトル | 日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 菊池 清麿 |
販売元 | 論創社 |
JANコード | 9784846004644 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » J-POP・日本の音楽 » 歌謡曲・演歌 |
購入者の感想
シニアになって、このごろ、自分の生まれてから聞いてきた、耳になじんだ音楽の由
来や素性を知りたくなった。
mp3やyoutubeという便利なものに気がついて、いろいろと「大利根月夜」の頃から
プレーヤに採集をしているところである。
本書は、大正時代あたりから現在までの「流行歌」を、その時々の社会・政治状況
を踏まえて、どのように変遷したかを書いたものである。
前書きによれば、著者の願いは、今、ひばりとともに?終焉した大衆音楽の再生であり、
未来の構築のためには、まず「過去の事実を知ることが必要」なのである。
社会の変化を背景に、流行歌の移り変わりを丁寧に、客観的に論じてわかりやすく
なるほど、こういうことで、あの歌が好まれたのかと、うなずくことがたくさんあった。
数多くの名曲が言及され、百科辞書的にも利用できる。
youtubeでみたひばりが楽しげに歌っている「お使いは自転車に乗って」が、昭和18年
(裕次郎映画によくでていた)轟夕起子がはじめ歌ったものだとか、知らなかったことが
沢山でてきたのも、うれしいことである。
「ひこうき雲」のことが触れられていないなど、不満はあるものの、座右において読みた
い本である。
なお、ブギウギがブルースの速度を速めたものだとか、音楽理論に基づく解説も書かれて
いる。
来や素性を知りたくなった。
mp3やyoutubeという便利なものに気がついて、いろいろと「大利根月夜」の頃から
プレーヤに採集をしているところである。
本書は、大正時代あたりから現在までの「流行歌」を、その時々の社会・政治状況
を踏まえて、どのように変遷したかを書いたものである。
前書きによれば、著者の願いは、今、ひばりとともに?終焉した大衆音楽の再生であり、
未来の構築のためには、まず「過去の事実を知ることが必要」なのである。
社会の変化を背景に、流行歌の移り変わりを丁寧に、客観的に論じてわかりやすく
なるほど、こういうことで、あの歌が好まれたのかと、うなずくことがたくさんあった。
数多くの名曲が言及され、百科辞書的にも利用できる。
youtubeでみたひばりが楽しげに歌っている「お使いは自転車に乗って」が、昭和18年
(裕次郎映画によくでていた)轟夕起子がはじめ歌ったものだとか、知らなかったことが
沢山でてきたのも、うれしいことである。
「ひこうき雲」のことが触れられていないなど、不満はあるものの、座右において読みた
い本である。
なお、ブギウギがブルースの速度を速めたものだとか、音楽理論に基づく解説も書かれて
いる。