エスプリ思考: エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る の感想

エルメスというのは　われわれ庶民には縁のないブランドで、あまり関係ないと思っていた。
しかし　そうではない。エルメスの経営には　哲学というか信条のようなものが脈打っている。
馬具の製作から始めて、職人の技量を大切にしようという発想から今日のエルメスができている。
先代のエルメスの社長が言った言葉に「商人であり、詩人であれ」というのがあるそうだ。著者の文章は正直言って読みにくい。硬い感じの文章である。しかし内容は　深いものがある。
人に薦めたい本と言える。

一人の勇気ある日本人青年が、海外に渡り、海外で認められるまでの努力と彼の運が、うらやましい以上に感動する。映画になりそう。さすがです。