キャロリング の感想

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参照データ

タイトルキャロリング
発売日販売日未定
製作者有川 浩
販売元幻冬舎
JANコード9784344026599
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » あ行の著者

購入者の感想

基本、この作者さんに「ハズレ」はないと思って…ました。
いつものリズムが感じられない。と、いうか、いつもは読みながら「有川浩氏のリズムだ」とはっきり認識しながら心地よく読めるのに、本書は所々不協和音が混じってるみたいな…。「ん?それ遠くない?」って言葉使われてる感じで、読んでて「ノリ」が止まる。
今までも用法的に必ずしも正しい言葉を使ってる訳ではないのは分かってます。が、今までのそれが「うんうん。言いたい事すごく分かる!」って感じだったのが、今回は「その言い方違くない?」みたいな。
そして…とても残念なんですが「薄っぺらい」と思ってしまいました…。「不幸を比べるな」と言いながら、結局「不幸比べ」をしてる感じ。
ついでに、いちいち相手の言葉尻捉えて「傷ついた」「傷つけた」に食傷。

それと…注文付ける様ですが、折角こういうテーマで行くなら「親の借金は子が負うのが当たり前」ではなく、「勝手に連帯保証人にされてても、抗弁する方法もあったんだよ」なんかも盛り込んで欲しかったです。読者が多い作家さんなんですから、そういう部分も貢献して欲しい。その点、前作の「明日の子供たち」は情報・方法・自覚と心構えにも言及してくれてたんですけど。

この後、「多分良い感じにまとまって行くんだろうな」でお話は閉じましたが、互いに腫物に触るようにびくびく気ぃ遣いで付き合ってたら疲れそう。気遣いの手間<相手と一緒にいたい、が前提なんでしょうが。
…が、読了直後の感想です。単に自分が「飽きた」だけかも知れません。けど、正直なトコです…。

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