~やつがれ番外編~ 八朔一家とてんしき の感想

内容の予告を見ていて、なんだか嫌な予感はしていたのだが、結局買ってしまった。

ちょこっとしたエピソード＋起き上がりこぼしの作り方がついただけで、どう贔屓目に見ても露骨な手抜き。エピソードにも特に大きな起承転結はない。
正直言ってやっつけ仕事だ。悲しいことに。

世間の売れっ子漫画家で、そうした仕事で売り上げを稼いでいる人々はいくらでもいるけれど、くるねこ氏にだけはこれはやってもらいたくなかったなあ・・・。

ファンはそれでも買う。
しかも必死で褒める。
ワタシだって、買ってから一か月余、どっか褒めるところはないか真剣に考えたぞ。

で、さんざん考えた結果、本作の場合は「こういうものがあったことを忘れる」が一番正しいかも、と思い至った次第。

いろいろ事情はあるのかもしれないけれど、こういう形でファンを裏切るくらいなら、むしろ本を出さないのが正解だと思う。『くるねこ』シリーズとは別の出版社から出ている本なので、どちらの顔も立てなければいけなかったのかもしれないが、たのむからもうこういうのはやめてくれ、とバッサリ切って忘れることにします。

残念無念。

出版社が急がせたのか
くるねこ大和先生のやっつけ仕事を読んじまった。
薄っぺらいし。
こんな企画なら、どうかファンのために断ってくだせえ、くるねこ大和様。