MARGINAL#4 IDOL OF SUPERNOVA の感想

マジフォーのアトム、ルイをクリアした後の感想です。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。

本編のボリュームはさほどありませんでしたが、ストーリーを進めていくと手に入るカードによって、キャラ同士の掛け合いを楽しむことができるミニドラマをおまけのコレクションにて見ることができます。そちらは各キャラ20近くありましたので、おまけのボリュームとしては十分だと思います。

本編シナリオに関しまして、私には合わず、今ひとつでした。地の文がなく、ほぼ会話のみで進行していくので話の奥行きには期待できず、ストーリーの幕引きもあっさりとしています。ご都合展開も目立ちますし、ツッコミどころも満載です。IDOL、PRIVATEルートが選択肢によって分岐しますが、IDOLルートにほぼ恋愛要素はありません。PRIVATEルートも主人公が彼等を恋愛対象として好きになっていく描写がなく、あまり感情移入はできませんでした。
システム面に関しては、不満なくプレイすることができました。スキッターというSNSを使って広報活動をする機能は、もう少しキャラ間のやりとりやできることのバリエーションがあったらよかったかなと思います。

次に、「曲」に関してです。せっかく既にリリースされている曲もそれなりの数が出ており、本編も1stから3rdシングル、ベストアルバムまで曲の説明があるわけですから、ライブシーンなどをきっかけに曲を流してくれてもよかったのではないかと思います。しかし、曲の成り立ちや、リリースごとに彼等と一緒に成長しているような気分に浸れるのはよかったです。EDの演出も個人的にかなり好みで印象に残りました。

最後に、少し目についたマイナス面を主に書いてしまいましたが、マジフォーとラグポのキャラの掛け合いはとても可愛らしく、1stシングルから応援してきた身としましては、彼等が会話をしているだけで頬が緩みました。
多少のシナリオには目をつぶれる、マジフォーとラグポの掛け合いが見たい、という方はご購入されることをおすすめします。