Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2015年 1月号 [雑誌] の感想

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参照データ

タイトルCasa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2015年 1月号 [雑誌]
発売日2014-12-10
製作者カーサブルータス編集部
販売元マガジンハウス
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 地理・地域研究 » 世界遺産

購入者の感想

 Casa BRUTUS 2015年01月号の特集は『世界遺産に登録したい!ニッポンが誇る名作モダニズム建築全リスト』です。1950〜1970年台に日本で建築されたモダンな建造物の紹介や、日本各地に存在する歴史的な近代建築物の紹介となっています。
 おそらく、今回の企画は、本誌の中でも特集されていますが、2015年に解体が予定されているホテルオークラ本館解体問題を世間に広め、日本各地にある歴史的建造物の維持保存の気運を高めることを意図したものだと思います。
 日本ではどちらかというとコンクリート製の建築物に歴史的価値を認めない傾向がありますが、日本の文化や産業の発展を示す資料として、このような歴史的建造物を残すことは重要だと思います。長崎市の端島(いわゆる軍艦島)のように、廃墟に価値を見出し、長崎市が保存・公開に方針転換をした結果年間14万人の人が観光に訪れるような成功例もあります。もちろんその建築物所有者に負担がかかりますので、国や地方自治体は価値のある建築物所有者には必要な支援を行い、もっと文化財の保存や活用に力を入れてもいいと思いますし、そう思わせる特集内容でした。
 今回のホテルオークラ本館解体撤回は難しいでしょうが、第2、第3のホテルオークラ本館の悲劇を起こさないために何ができるか考えさせられるのと同時に、多くの人に歴史的価値のある戦後の建築物が解体の危機にあることを知ってもらうためにも是非読んでもらいたいと思う特集内容でした。

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