ブランド・ポートフォリオ戦略 の感想

■筆者の主張
ブランドの範囲、役割、相互関係を明確にし、ポートフォリオを構築(ブランドポートフォリオ戦略)することで、活力あるブランドを創造できる。この戦略は、顧客の視点で製品やサービスを明確かつ魅力的にすることに関心を払う必要である。
■本書の構成
総論である第I部で、ブランド体系に関する6つの次元と5つの目標、ブランドポートフォリオ戦略の4つの重要な構成要素と9つのサブカテゴリーを用いたブランド間の距離感、重要な意思決定をするための情報収集手段である4つの考察、を説明している。
各論となる第II部では、ブランド間の関連性、差別化と活力の創造、ブランド提携、第III部では、ブランドの水平拡張、垂直拡張、第IV部では、より大きな責任を持つ候補となるコーポレートブランドの活用方法、ブランドの統廃合を説明している。
■お勧め読書方法
個人的な見解であるが、本書は400ページ以上あり、奥深い文章が多く、全てを理解するまでに時間がかかる。そのため、まず、総論である第I部を読み、第II部以降は、自分に興味がある部分から、繰り返して読むことをお勧めする。
私は、お気に入りの章を読み返すたびに、理解が深まっている。