枕草子(上) (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | 枕草子(上) (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上坂 信男 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061594029 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
岩波文庫などよりも初心者には取っ付き易い、丁寧な解説である。類書の中ではベストの解釈書と思います。
じっくり机に向かって古典を紐解く。 そうしたことが出来ない会社勤めの生活にありながら、高校の古文で学んだ「春は曙、、、」の下りを読んだときの感動にまた浸りたいと常々考えていた。 そこに、講談社学術文庫として文庫本で、語釈、現代語訳、更には余説まで書いてある章もあるこの本を見つけた。
先ずの実感は、高校の教科書は枕の草子の中でも、事の外美しい文章の所を選んだのだなというものであった。自然を独特の日本人の感覚で、鋭い感性で描写しているという文章は限られている。 時には、身分制度の中で、何の哀れみも無く下衆を下衆と書いているところもあり、仕方ないと思う一方で、寂しくも感じる。
最終的に、通勤時に読むのではなく、寝る前に10頁程度を読み進むという付き合い方をした。手軽でありながら、十分に古典に親しめる。
先ずの実感は、高校の教科書は枕の草子の中でも、事の外美しい文章の所を選んだのだなというものであった。自然を独特の日本人の感覚で、鋭い感性で描写しているという文章は限られている。 時には、身分制度の中で、何の哀れみも無く下衆を下衆と書いているところもあり、仕方ないと思う一方で、寂しくも感じる。
最終的に、通勤時に読むのではなく、寝る前に10頁程度を読み進むという付き合い方をした。手軽でありながら、十分に古典に親しめる。