国富論 1 (岩波文庫 白105-1) の感想
参照データ
タイトル | 国富論 1 (岩波文庫 白105-1) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アダム・スミス |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003410516 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 古典 |
購入者の感想
単語の意味や構文の意味を日本語に置き換えただけの逐語訳でまるで読めない。
翻訳者は水田洋氏と杉山忠平氏の二名になっているが、杉山氏が訳出してる中に他界してしまったので水田氏に引き継がれた模様。
その際に、杉山氏の訳文が古めかしかったため、ほぼ全文書き換えたとあるので、実質水田氏による単独訳となっている。
水田氏はアダムスミスの研究者としては有名らしく、解説が詳しいかと思ったが、分量の関係で圧縮せざるを得なかったとのことで簡潔なものとなっているのは残念。
訳文は読めないレベルだが水田氏のアダム・スミス (講談社学術文庫)なんかは非常にわかりやすい解説書となっているのでおすすめしたい。
邦訳は他にも中公文庫版大河内訳と、新しく出た日経版山岡訳があるが、
中公文庫版国富論が十分に読みやすく解説も丁寧なので中公文庫版をお勧めする。
翻訳者は水田洋氏と杉山忠平氏の二名になっているが、杉山氏が訳出してる中に他界してしまったので水田氏に引き継がれた模様。
その際に、杉山氏の訳文が古めかしかったため、ほぼ全文書き換えたとあるので、実質水田氏による単独訳となっている。
水田氏はアダムスミスの研究者としては有名らしく、解説が詳しいかと思ったが、分量の関係で圧縮せざるを得なかったとのことで簡潔なものとなっているのは残念。
訳文は読めないレベルだが水田氏のアダム・スミス (講談社学術文庫)なんかは非常にわかりやすい解説書となっているのでおすすめしたい。
邦訳は他にも中公文庫版大河内訳と、新しく出た日経版山岡訳があるが、
中公文庫版国富論が十分に読みやすく解説も丁寧なので中公文庫版をお勧めする。
一見原文に忠実な訳で信頼が置けるように見えるが,中公文庫版に比べて難渋なことは否めない。しかも監訳者水田氏と英文学者・別宮貞則氏との間で論争された訳文の適否の箇所については,相変わらず改められていない部分も見られる(訳者の見解と言えばそれまでだが…)。