もういちど読む数研の高校物理〈第2巻〉 の感想

本書は新課程用の数研出版物理教科書「物理基礎」「物理」（平成23,24年検定合格）した教科書を分野別に並び替え再構成したもので、内容は全て数研教科書と同じです。収録されている分野は波・電磁気・原子です

第1巻とほとんど同じ事がいえます。分野別に並び替えたもので、物理基礎・物理の垣根を取り払ったものが本書です。内容は数研教科書「物理基礎」「物理」と全く同じ図、表、説明、補足説明です。

練習問題は収録されていますが、類題、章末演習問題は全てカットされています。数研教科書ではカラー印刷でしたが、この本は全て白黒印刷で落ち着いた印象を与えます（が、内容は教科書と同じ）

この本を買っても、数研教科書を買っても収録されている演習用の問題があるかないかだけで全く同じ説明・注釈です。

それでしたら、この本2冊合計金額の半額の金額で新課程教科書2冊物理基礎・物理が買えますのでそちらを購入したほうが良いと思います。実際、数研の教科書はこの本と全く同じで読みやすいです。唯一この本の売りは「物理の小径」というエッセイが9編ついていて、それもかなり固いアカデミックな内容で一般向けでも全然無いのですが物理好きな人には物理の歴史と共に面白く読めます。