鉄道会社はややこしい (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル鉄道会社はややこしい (光文社新書)
発売日2012-05-17
製作者所澤 秀樹
販売元光文社
JANコード9784334036874
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 交通

購入者の感想

オタクの極みのような1冊です。
しかも力作。
鉄道を主題にした書籍はたくさんありますが、
本書のテーマは「相互直通乗入」。

異なる会社間での鉄道の接続。
それが2社でなく4つも5つも重なる事情。
運賃、車両等、相互乗入の結果発生する、
様々な事象を事細かに説明してくれています。

浅草線の複雑さには目を見張りますし、
田園都市線の長距離乗入の裏側にも驚きます。

乗入の場合、
鉄道会社間の業務委託契約が結ばれて、
様々な業務が共有されていることが、
個人的な発見です。
鉄道の独特の精算があったりして、
鉄道というビジネスは「共存」という言葉がぴったり。

京成のおおらかさ、京王の付合い上手、東急と地下鉄の仲のよさなど、
なんだか鉄道会社に親しみをもってしまいました。

分厚い新書ですが、鉄道好きはぜひ挑戦ください。

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