日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理 の感想

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参照データ

タイトル日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理
発売日販売日未定
製作者北野 幸伯
販売元集英社インターナショナル
JANコード9784797672817
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 国際政治情勢

購入者の感想

表紙の1行目がロシア文字で何が書いてあるかわからない方、
これは「クレムリン・メソッド」をロシア文字で書いたものです。
(グーグルの翻訳機能で調べられます)

この本を買うかどうか迷っている方、この本は買いです。間違いありません。
著者のメルマガや過去の著書を読むと、世界の未来はこうなると予言をされています。
それがなぜか当たっちゃってるんですよね。
とても不思議に思っていましたが、今回の本でその未来予測法が公開されてしまいました。
それがこの11の原理です。

著者はモスクワ大学と並び称されるモスクワ国際関係大学および大学院で国際関係について学び、
その後もずっとロシアに住み20年以上に渡って国際関係について研究されています。
そのエキス中のエキスである内容をたった1728円で暴露して下さっている。
こんな凄まじい話が他にあるでしょうか。

いきなりですが問題です。
○か×で答えてください。

1、日本は今(2015年1月4日現在)戦争中である。
2、日本人は洗脳されている。
3、イラクのフセイン元大統領は、イラクの石油を売るのにドルではなくユーロで売ろうとした。
それをやめさせるためにアメリカはイラクに戦争を仕掛け、フセインと無実の民間人10万人を殺した。

1つでも×を付けた方はこの本からとてつもなく大きな学びを得ることができます。

1の解説ですが、これはつまり日本は今中国共産党と情報戦争中であるということです。
戦争というのは、何も戦車や戦闘機が出てくるのものだけを指すのではありません。
むしろ、戦車や戦闘機が出てくる前の情報戦で、すでに勝敗が決していると言っても過言ではありません。

2の解説ですが、日本人のほとんどは新聞とテレビと学校の先生と教科書によって洗脳されています。
日本は宗主国であるアメリカ側から見た見方の情報ばかりが大量に流されています。
なので知らず知らずのうちに、アメリカが善でイラクが悪、ウクライナが善でロシアが悪、

私自身もロシアに在住し、ソ連崩壊時の極貧・理不尽を経験した身なので、この方のリアリズムな正論には賛同する。
著者書籍の「プーチン最後の聖戦 」と似ている部分がある。それは「エネルギー資源の確保」と「基軸通貨の支配」である。
本書では日本人が好きな「平和・友愛・友国」といった言葉は戯言で、他国は「エネルギー」や「基軸通貨」を支配し、生き残りを図ろうとしていることを冷静に伝えている。そして、いかに日本国民は海外情勢を知らず、英米よりの操作された情報を享受し、他国に利用されているかを痛感させられるだろう。その典型が、ウクライナ情勢において「ロシア=悪」、「ウクライナ=善」とテレビでは報道されてことだ。海外情勢を学べばこれが嘘だと理解できる(実際は「ロシア=ウクライナ=悪」)。そして、この情報が操作され、騒動の黒幕にアメリカが存在することに気づく。エジプト、リビア、シリア、香港、パレスチナについても同じである。最近の「ルーブル下落」もアメリカやサウジの仕組んだことは報道されておらず、ロシアを非難するのみ。
この書籍を通して、世界の出来事は全て仕組まれており、戦争は勿論、マララのノーベル平和賞受賞、日本の選挙ですら例外ではないことが伺える。そしてそれが他国の国益に・・・・。

日本では選挙に行かない人が多い。しかし、それでは他国に利用され、搾取され続けてしまう。国民が進んで選挙、世界情勢について学び、「自立」していく必要性をこの書籍は促してくれる。

最後に、学校・大学教育において「選挙」について学ぶ機会がないこと、制度や選挙、および海外情勢において、無知なコメンテーターやニュースによるデタラメな報道に疑問を感じたら、この書籍を読んで欲しい。

日本は、アメリカが「もうあんたたちを守れませんよ。自分のことで精一杯」
となったとき、自国を守れる準備ができているでしょうか?(本文より)

筆者からのこの問い掛けにどう答えますか?その答えは「準備は全く出来ていません」です。そして、そのためにはまず私達一人ひとりが何から始めれば良いのか?というヒントが満載しているのが本書です。

何をすればよいのか?筆者は「自立」と説きます。「日本の自立」。その意味ややり方に関する議論はすでにたくさんあり、右から左まですべての陣営の人が「日本は自立するべきだ」と考えていること自体は間違いないはずです。当然です、日本は曲がりなりにも「独立国」ですから。

しかし、現状はどうなのか?このことも、右から左のすべての日本人が薄々(またはハッキリと)感づいていることです。筆者は、この状態を脱するためにはまず「発想の大前提」を変える必要がある、と言います。その大前提とは何か?それを余すところなく披露しています。

1世界の大局を知るには、「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
2世界の歴史は「覇権争奪」の繰り返しである
3国家にはライフサイクルがある
4国益とは「金儲け」と「安全の確保」である
5「エネルギー」は「平和」より重要である
6「基軸通貨」を握るものが世界を制す
7「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく
8世界のすべての情報は「操作」されている
9世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
10戦争とは、「情報戦」「経済線」「実戦」の三つである
11「イデオロギー」は、国家が大衆を支配する「道具」にすぎない

筆者のメルマガを購読している人なら御存知の通り、筆者の視点は、盲目的に日本を礼賛するような愛国主義ではなく、また、無批判な外国(欧米)礼賛とも違い、極めて「現実」に基づいた冷静な視点です。この11のメソッドは、そのメルマガ、またこれまでの著書でもお馴染みの話題を体系的にまとめ直して、国際政治の”本当の姿”を読み解く際の普遍性のある「発想のメソッド」としたものです。

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