栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103) の感想
参照データ
タイトル | 栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中尾 佐助 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004161035 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 |
購入者の感想
これほどの名著にこれまでレビューが無かったのが不思議でなりません。初版は1966年ですが、古さを全く感じさせません。
農耕文化の基本は、世界に4つしかないと言います。
1根栽農耕文化-澱粉と糖質に集中
2照葉樹林文化-雑穀取り入れ
3サバンナ農耕文化-豆(煮炊き必須→土器も必須)、植物油
4地中海農耕文化-家畜
ただ、ここで4つしかないとは言え、ここまで発達するまでには長い道のりがあったとしています。現在見られる農業がどの様な経過で発展してきたかを理解するだけでも読む価値は十分にあります。
ここで「農耕文化」とあるように農耕と文化が一体である事を示唆している事は重要だと思います。実際、容易に食料を確保できる地域では、高度な文明が開化しなかったとしています。なるほど、と思わせる視点です。野草と雑草の違いも、分かり易い説明でした。
新たな視点を与えてくれる良書です。
農耕文化の基本は、世界に4つしかないと言います。
1根栽農耕文化-澱粉と糖質に集中
2照葉樹林文化-雑穀取り入れ
3サバンナ農耕文化-豆(煮炊き必須→土器も必須)、植物油
4地中海農耕文化-家畜
ただ、ここで4つしかないとは言え、ここまで発達するまでには長い道のりがあったとしています。現在見られる農業がどの様な経過で発展してきたかを理解するだけでも読む価値は十分にあります。
ここで「農耕文化」とあるように農耕と文化が一体である事を示唆している事は重要だと思います。実際、容易に食料を確保できる地域では、高度な文明が開化しなかったとしています。なるほど、と思わせる視点です。野草と雑草の違いも、分かり易い説明でした。
新たな視点を与えてくれる良書です。