ゲーテに学ぶ 賢者の知恵 の感想
参照データ
タイトル | ゲーテに学ぶ 賢者の知恵 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 適菜 収 |
販売元 | メトロポリタンプレス |
JANコード | 9784904759134 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 名言・箴言 » ドイツ文学 |
購入者の感想
今まで読んだ自己啓発書の中で三本の指に入るほど名著であった。他の賢者の書と言えば、優しく包み込み肩肘を無理に張らないような抱擁感があったが、ゲーテの書はそれらに対し、少し厳しいが理路明快で分かり易く、また読者に決して先人と同じ間違いを繰り返してほしくないという意図が非常に伝わってくる。ゲーテは非常に有名なのは、彼の思想に同意できる者が非常に多いということが読了してみればよく分かる。語り継がれる先人は、それほど言葉にインパクトがあり、且つ人々の心に強く訴えかけてきたということが痛感できる作品であった。「能ある鷹は爪を隠す」のように、賢者は決して能力をひけらかさず、世代を通してゲーテの精神が語り継がれることは宿命だと感じた。