わたしの哲学入門 (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | わたしの哲学入門 (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 木田 元 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062922333 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門 |
購入者の感想
この本には著者のすべてが入っているんですね。哲学を学び始めた動機や語学の勉強や大学での勉強など個人的なことから、ハイデガー哲学の解説やハイデガーから学んだ哲学史など、みんな入っているんです。たどりついたところが「反哲学」。反哲学とはハイデガーの別名なんです。どういことかというと「あるということは作られてある」こと、これが西洋哲学だといって、それに反対して「成る」を対置したこと、ただそれだけなんです。簡単でしょう。そうそう、「哲学のどこが難しいか」というのも書いてあるんですね。いたれりつくせり、絶対薦めちゃう。 木田さんの本領は紹介と翻訳、これって日本の学者の特徴ですよね。これさえできない人がいますからね。たとえばこの私。翻訳なんかものすごいですよね。しかも高い水準で。