風夏(1) の感想

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参照データ

タイトル風夏(1)
発売日2014-07-17
製作者瀬尾公治
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

前作のヒーローとヒロインとの間に生まれた娘が登場する続編。
これといった魅力がなくサラッと読みましたが、最後まで何も
残らなかったです。印象薄かったかなぁ・・・。
なので・・・続きがみたい感じでもなかったです。

前作「君町」終了と同時に連載開始+過去作「涼風」の続編として大々的に始まったけど、
良くも悪くも作者の作風や好みがそのまま描かれており、
悪く言えば過去作を焼き直しただけに感じる。
序盤からヒロインが気分屋で自分勝手な言動が目立ったり、
これまでになかった新たな要素や魅力などが取立てない為、
このままの展開が続くなら「君町」や「涼風」ほどのヒットは難しいと思う。

タイトルでわかる通り、涼風の娘がヒロイン。
キン肉マン二世のように涼風二世というタイトルの方がインパクトがあるような気がするが。
要するに人気作の次世代漫画である。
良く言えばわかりやすいが、悪く言えば安易でしかない作品。
ストーリーはストレートすぎるほどに捻りは無く進展していく。
問題は主人公とヒロインのキャラ設定。
特にヒロインの風夏は一話目で、
主人公の優とぶつかって激高し即、優の携帯を地面に叩きつけて壊し、
さらに全力でぶん殴るなど気が短いのか、母親の血筋が影響しているのか、
手がすぐに出る、物の言い方が特に優にはNOと言えない、
YESしか選択肢が無い厳しい環境を強いる等、
性格に少々難があり、好き嫌いがはっきり出てしまうキャラ設定だ。
自分の意見や意思は、なぜか他のキャラが代弁する、
君のいる町の柚希とは正反対のキャラ設定。
主人公の優も君のいる町の青大とはやはり毛色が違う。
ツイッターに命を懸ける目立たない無臭性サロンパスのような存在。
この両極端な性格の二人が惹かれあう展開になるのはタイトルでお察しだが、
作者の毎度のご都合展開でたった数話でなんか良い感じに。
引き立て役(当て馬ともいう)は涼風の萌果になんとなくテイストが似てしまっている。
全てを総括して見れば設定もキャラも何もかも、
作者の過去の作品をミックスして出し直した感じしかしない。

一番残念なのは、風夏が母が自分を産むために諦めた陸上競技の道を選ばなかったこと。
素質はあるからと先輩にしつこいくらいに勧誘されていたが、
脈絡も無く音楽を目指す設定も作者特有の思い付きにしか感じられないし、
作品全体に新鮮味が無く、
前作、前々作のようなヒットを飛ばせるかどうかは微妙な感じがしてしまう。

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