君のいる町(2) (週刊少年マガジンコミックス) の感想

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参照データ

タイトル君のいる町(2) (週刊少年マガジンコミックス)
発売日2012-12-21
製作者瀬尾公治
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

瀬尾公治氏の描く当該「君のいる町」に限らず、ラブコメの基本コンセプトというのは、主人公が如何に登場するヒロイン格(たいがい登場する女性というのは美少女である)の心を奪うかであり、またそうしたヒロイン格が主人公に想いを寄せるような展開や伏線が無ければ無いで、またいずれ強い指摘の対象となるのである。
第9話〜第18話までを収録した当該第2集では、随所に枝葉柚希・神咲七海ら各ヒロイン格が主人公・桐島青大へ想いを寄せる布石に溢れている展開が特徴であり、また今後の主人公を取り巻く環境において要点を捉えているということに関しては注視しておかなければならない。
中でもまずは、初登場当初から一定の支持があったとされる加賀月が、バイプレイヤーから、主人公を取り巻く相関関係の一角であるヒロイン格への昇格を目指したという点は評価出来る。基本的に女性キャラクタの存在価値が両端に分かれる瀬尾流ラブコメにあって、加賀月のヒロイン格昇格は、自明の理であったと言えよう。
登場頻度の割には、後のストーリー要所要所において、非常に重要な立ち位置を保つ彼女のキャラクタが、名実共に確立された。世話好きで天真爛漫な幼馴染みがタイプである男性読者ならば心打つことは間違いがない。

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