イギリス名詩選 (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | イギリス名詩選 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003227312 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 外国詩 |
購入者の感想
イギリス文学に接する上で、好き嫌いに関わらず、詩は避けて通れない
ものである。そもそも、かつては散文はくだらないものだとされていて
韻文こそ正統であったのだ。詩は文学の基本のスタイルであるといえる
かもしれない。
この本は、スペンサーの時代から第二次大戦のころまでの詩をまとめた
ものである。英詩の歴史は長くその量も膨大であり、アンソロジーを
文庫一冊で作ることも、それを訳すことも、至難の業である。
しかし予想される批判・つっこみ等に関しては、訳者自身がはしがきで
良く弁解している。そこで読者は、訳者なりにまとめ、翻訳した英詩集
に接するという心構えが出来る。
収録されたのは、スペンサー、シェイクスピア、ベン・ジョンソン、
ミルトン、ドライデン、ポープ、ワーズワス、コウルリッジ、バイロン、
P.B.シェリー、キーツ、ロセッティ、テニソン、ハーディー、TS
エリオット、イェイツなど。恋、戦争、死、宗教・・・と幅広いテーマ
の作品が楽しめる。註もあり。原文対照なので、その場で原典にあたれ
るのが良い点。勿論平井氏の訳が絶対というわけではないから、読者は
それぞれの観点で解釈にトライすることもできるだろう。
ものである。そもそも、かつては散文はくだらないものだとされていて
韻文こそ正統であったのだ。詩は文学の基本のスタイルであるといえる
かもしれない。
この本は、スペンサーの時代から第二次大戦のころまでの詩をまとめた
ものである。英詩の歴史は長くその量も膨大であり、アンソロジーを
文庫一冊で作ることも、それを訳すことも、至難の業である。
しかし予想される批判・つっこみ等に関しては、訳者自身がはしがきで
良く弁解している。そこで読者は、訳者なりにまとめ、翻訳した英詩集
に接するという心構えが出来る。
収録されたのは、スペンサー、シェイクスピア、ベン・ジョンソン、
ミルトン、ドライデン、ポープ、ワーズワス、コウルリッジ、バイロン、
P.B.シェリー、キーツ、ロセッティ、テニソン、ハーディー、TS
エリオット、イェイツなど。恋、戦争、死、宗教・・・と幅広いテーマ
の作品が楽しめる。註もあり。原文対照なので、その場で原典にあたれ
るのが良い点。勿論平井氏の訳が絶対というわけではないから、読者は
それぞれの観点で解釈にトライすることもできるだろう。