住まいを再生する――東北復興の政策・制度論 の感想
参照データ
タイトル | 住まいを再生する――東北復興の政策・制度論 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000010818 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
12人の執筆陣が、キレのある分析や、硬派な主張を繰り広げている良質の書である。
東日本大震災の書籍は、既に数多く出版されている。
その中にあって、本書は、阪神大震災の専門家が中心となって、しかも弁護士やプランナーや行政職員といった実務の専門家が経験に即して論を展開している点で、地に足の付いた議論が展開されているという特色を見出せる。
ギッシリと知を詰め込んだ重みのある内容だ。
テーマを「住まい」にこだわっているようで、視野は広い。
「住まい」を軸に、被災地の課題を、総覧しているとも言えるだろう。
章立ては以下の12章。
総論的な話題、理念的な考察、個別的な手法、具体的な論点・・・それぞれ読み応えがある。
第1章 「理念」と政策
第2章 自治体・専門家・住民――まちづくりの担い手として
第3章 被災者のための「復興特区」を考える
第4章 復興予算問題が突きつけたもの
第5章 仮設住宅政策の新局面
第6章 「土地・持家被災」からの住宅再建
第7章 試されるプランニング技術――復興まちづくりはどこへ向かうか
第8章 復興まちづくりと集団移転の事業制度
第9章 福島の「居住権」とは――「被災者・被災地に寄り添う」ことの意味
第10章 広域避難――避難側・受け入れ側双方の視点から
第11章 原発賠償と生活再建
おわりに――居住の自由に立ちもどる
東日本大震災の書籍は、既に数多く出版されている。
その中にあって、本書は、阪神大震災の専門家が中心となって、しかも弁護士やプランナーや行政職員といった実務の専門家が経験に即して論を展開している点で、地に足の付いた議論が展開されているという特色を見出せる。
ギッシリと知を詰め込んだ重みのある内容だ。
テーマを「住まい」にこだわっているようで、視野は広い。
「住まい」を軸に、被災地の課題を、総覧しているとも言えるだろう。
章立ては以下の12章。
総論的な話題、理念的な考察、個別的な手法、具体的な論点・・・それぞれ読み応えがある。
第1章 「理念」と政策
第2章 自治体・専門家・住民――まちづくりの担い手として
第3章 被災者のための「復興特区」を考える
第4章 復興予算問題が突きつけたもの
第5章 仮設住宅政策の新局面
第6章 「土地・持家被災」からの住宅再建
第7章 試されるプランニング技術――復興まちづくりはどこへ向かうか
第8章 復興まちづくりと集団移転の事業制度
第9章 福島の「居住権」とは――「被災者・被災地に寄り添う」ことの意味
第10章 広域避難――避難側・受け入れ側双方の視点から
第11章 原発賠償と生活再建
おわりに――居住の自由に立ちもどる