珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎 の感想
参照データ
タイトル | 珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 橋口 幸子 |
販売元 | 港の人 |
JANコード | 9784896292312 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
ねじめ正一さんの「荒地の恋」を読んでから気になる北村太郎。
あの田村隆一と中学生の頃からの友人、そして、詩人「荒地」のメンバー。
そんな友人であり、同志の、その中でも綺羅星だった田村隆一の奥さんと
激しい恋に堕ちた人・・・。
彼と同じ家(その恋の相手の明子さんが大家と知れる)に間借りして、
身近に彼を知っていた女性のエッセイ。
抑えた筆致で「北村さん」をスケッチしていく。
抑えて抑えて書く文章の中に、彼女の「北村さん」を想う気持ちが溢れてくる。
彼女は4Bの鉛筆で記憶の中の「北村さん」の横顔の線をなぞっていく、
その鉛筆の線からふわぁっと体温をもった北村さんが立ち現れてくる。
そして、優しげで悲しげな微笑を浮かべて、「やぁ」と言ってくれそうな、
そんな気がしてくるのです。
「北村さん」を知らない私も、「北村さん」に無性に会いたくなっている。
そして、実際に、なんだかお会いしたような気になっている。
そんな本でした。
あの田村隆一と中学生の頃からの友人、そして、詩人「荒地」のメンバー。
そんな友人であり、同志の、その中でも綺羅星だった田村隆一の奥さんと
激しい恋に堕ちた人・・・。
彼と同じ家(その恋の相手の明子さんが大家と知れる)に間借りして、
身近に彼を知っていた女性のエッセイ。
抑えた筆致で「北村さん」をスケッチしていく。
抑えて抑えて書く文章の中に、彼女の「北村さん」を想う気持ちが溢れてくる。
彼女は4Bの鉛筆で記憶の中の「北村さん」の横顔の線をなぞっていく、
その鉛筆の線からふわぁっと体温をもった北村さんが立ち現れてくる。
そして、優しげで悲しげな微笑を浮かべて、「やぁ」と言ってくれそうな、
そんな気がしてくるのです。
「北村さん」を知らない私も、「北村さん」に無性に会いたくなっている。
そして、実際に、なんだかお会いしたような気になっている。
そんな本でした。