妖ノ宴 (角川ルビー文庫) の感想

丸木先生の戦国時代もの再び・・・ですね。
それも今回は、主従もの。
そして、血の匂いが漂う妖ファンタジーものでもあります。
とにかく、とっても濃いわ〜っ。

若君秀秋と従者慎三郎の、狂気の混ざったあまりにも激しいＨ＆恋心には常に血の匂いが混ざっているので、読みながらも、ドキドキ＆クラクラしてしまいました。

また、小柄で儚げで美貌の若君と大男との体格差も萌えどころの一つでしょうね。
大柄な慎三郎の絶倫さとか、無垢な若君が慎三郎によって、どんどん妖艶な色気を醸し出すように変えられていく様も、ドキドキします。

そしてそこに、戦国時代特有の戦乱模様が絡みつつ話は進みます。

ラストも個人的にはとても納得のいく終わり方なので、大好きですねぇ。。。
それはとても不思議な感覚ですが、幸せな気持ちになりますよ。

ただし、血生臭い話がお好きじゃない方は、敬遠した方がよろしいかと・・・。

丸木作品ファン、戦国もの、主従もの、大男×華奢な組み合わせがお好きな方には、垂涎ものの話かもしれませんので、是非とも一読を。。。