死のアート の感想

この本を読んでいると、多くのものに縛られて生活していることを自覚させられます。
「自分を自由に解き放ちなさい。それが本当に生きるということだ。」
ということを伝えようとしているようです。
この方は何を知ったのだろう、何を悟ったのだろう・・・と、真剣に食い入るように読んでいると、そのこと自体が自分を縛っていることになってはいないかと指摘されてしまいます。
思わず噴き出すようなジョークや小話もあり、人間の滑稽さ、生と死について、どういうものであるかを遊び心いっぱいに楽しみながら弟子たちと会話している様子が書かれています。