女形の事 (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 女形の事 (中公文庫) |
発売日 | 2014-07-23 |
製作者 | 尾上梅幸(六代目) |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122059825 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 日本の伝統文化 » 歌舞伎・文楽・能 |
購入者の感想
昔の名女形で写真でしか見たことのない六代目尾上梅幸の芸談集「女形の事」が中公文庫になったので買って、読んだ。
ハンディになったばかりでなく、旧仮名遣だが全体に読みやすくなっているし、雰囲気もある。
それにところどころに解り辛い箇所の説明がさり気なく入っていたり、
上演年月や劇場までちゃんと記してあるのはとても親切。
見開きページの左側にはそのページの仲に出ている江戸から昭和までの名優のことや、
劇場、演目、衣装まで説明が200以上ついていてわかりやすく、新しくなった感じだ。
中身は本当に女形事典みたいで、六代目梅幸ってすごい名優だったんだと感心することばかり。
今回の説明で小一の席の意味が初めて理解できた。
挿入されたブロマイドの写真が素敵で、羽左衛門と二人のもいいが、「梅ごよみ」と源之介と二人の芸者姿が
たまらなく粋で、こんな舞台を見てみたかったと溜息が出た。
ハンディになったばかりでなく、旧仮名遣だが全体に読みやすくなっているし、雰囲気もある。
それにところどころに解り辛い箇所の説明がさり気なく入っていたり、
上演年月や劇場までちゃんと記してあるのはとても親切。
見開きページの左側にはそのページの仲に出ている江戸から昭和までの名優のことや、
劇場、演目、衣装まで説明が200以上ついていてわかりやすく、新しくなった感じだ。
中身は本当に女形事典みたいで、六代目梅幸ってすごい名優だったんだと感心することばかり。
今回の説明で小一の席の意味が初めて理解できた。
挿入されたブロマイドの写真が素敵で、羽左衛門と二人のもいいが、「梅ごよみ」と源之介と二人の芸者姿が
たまらなく粋で、こんな舞台を見てみたかったと溜息が出た。
名優六代目尾上梅幸の芸談集を、こうして手軽な文庫本で手にすることが出来るのは、嬉しい限りです。ここには「秘伝」とも言うべき、女形を演ずるうえでの奥義がたくさん記されています。「女形の教科書」と評されてきた本ですが、決して難解なものではなく、私たち客席から舞台を観る側にも分かりやすい語り口となっています。
秋山勝彦氏による丁寧な註や解説も実に良く、六代目梅幸への想い入れがたっぷり込められた秋山氏の解説を読んでから、本編に入られることを、私はおすすめします。
秋山勝彦氏による丁寧な註や解説も実に良く、六代目梅幸への想い入れがたっぷり込められた秋山氏の解説を読んでから、本編に入られることを、私はおすすめします。