エウロペアナ: 二〇世紀史概説 (エクス・リブリス) の感想
参照データ
タイトル | エウロペアナ: 二〇世紀史概説 (エクス・リブリス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | パトリク オウジェドニーク |
販売元 | 白水社 |
JANコード | 9784560090350 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » その他の外国文学 |
購入者の感想
あえて大上段に振り被らず、気の利いたエピソードをコラージュ風につないでいく軽妙な筆致は、
いかにもフランス在住のチェコ人という感じで、そこまで長い本でもないのですぐに読めて
しまって面白いし、読み終わるとそれなりに二〇世紀ヨーロッパ史の本質を掴んだかのような
気分にさせられる。
ただ、とくに章立てがないせいなのか、同じ話題の繰り返しがやや多いような気もしたし
(二度の大戦、ファシズム、ナチズム、共産主義、科学技術の進歩、大衆社会の到来、等々)、
小見出しはあっても索引がないので、結局はエピソード集としてパラパラと拾い読みする以外に、
いまひとつ用途の曖昧な本という気もしなくはなかった。
いかにもフランス在住のチェコ人という感じで、そこまで長い本でもないのですぐに読めて
しまって面白いし、読み終わるとそれなりに二〇世紀ヨーロッパ史の本質を掴んだかのような
気分にさせられる。
ただ、とくに章立てがないせいなのか、同じ話題の繰り返しがやや多いような気もしたし
(二度の大戦、ファシズム、ナチズム、共産主義、科学技術の進歩、大衆社会の到来、等々)、
小見出しはあっても索引がないので、結局はエピソード集としてパラパラと拾い読みする以外に、
いまひとつ用途の曖昧な本という気もしなくはなかった。