約束の国 1 (星海社FICTIONS) の感想

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参照データ

タイトル約束の国 1 (星海社FICTIONS)
発売日販売日未定
製作者カルロ・ゼン
販売元講談社
JANコード9784061399044
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

ユーゴ○ラビアがモチーフ。
あくまでも架空の世界のお話としていますが、現実において起きた昨日までの隣人同士が民族というものを理由に憎しみ、殺しあった歴史をベースにしているため、とにかく重いです。

幼女戦記では、過酷な場面でもどこか笑ってしまうユーモアがありましたが、この物語にはかけらほども笑いどころがありませんでした。
穏やかな日常の場面ですら、未来を知る主人公には苦みを覚えるものであったり。
逆行ものですが、oretueeeみたいなところは欠片もなし。

1巻では主人公は綱渡りを繰り返しながら、それでも前向きな未来を目指して歩き出しました。
約束の国という言葉の意味。
それは是非自分の目で確かめてください。

主人公がカッサンドラにならないことを、そしてどうか「未来」よりも救いのある「現在」を手に入れてほしいと願います。
読む人を選びますが、自分としてはすぐに続きを読みたい、歴史に興味のある方にはおすすめの一冊です。

以下雑文
この作者にしては本の厚みは薄いですが、中身はとにかくヘビィです。(絶対にライトなんて呼んではいけない、これはヘビィノベル)
あと、レフト。
ライトノベルというよりは某総統が現代に現れるお話と同系統にカテゴリされてもおかしくない。
moe?なんですかそれ。

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