ショパン:ポロネーズ集 の感想

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タイトルショパン:ポロネーズ集
発売日2009-10-21
アーティストポリーニ(マウリツィオ)
販売元ユニバーサルクラシック
JANコード4988005577177
Disc 1 :ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1
ポロネーズ 第2番 変ホ短調 作品26の2
ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40の1≪軍隊≫
ポロネーズ 第4番 ハ短調 作品40の2
ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 作品44
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53≪英雄≫
ポロネーズ 第7番 変イ長調 作品61≪幻想ポロネーズ≫
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲

購入者の感想

このCDはSACD専用のプレーヤーでしか再生できません。
普通のCDプレーヤーでも再生できる「ハイブリッドSACD」ではないので注意してください。
そのため、SACDの再生環境保持者には最高の音質が与えられます。

70年代のポリーニを代表する名演が遂にSACD-SHM仕様で登場しました。
「完璧」と称された全盛期の演奏だと個人的には思っています。

年齢と共に衰えるのは否めないテクニック、逆に成熟していく音楽性。
この相反する2つの要素が絶妙にブレンドされて生まれたのが、
彼の「幻想ポロネーズ」なのでしょう。
それが最高の音質で改めて聴けるのは嬉しいことです。

ただ、このSACD-SHMシリーズ。高価であるのは仕方ないとして、
ケースから取り出しにくい仕様は、改善していただきたい。
幻想ポロネーズでは、ロルティの演奏もオススメです。 By雪

1975年11月ウイーンで録音。24の前奏曲が1974年6・7月ミュンヘンで録音、あのエチュードOp.10,Op.25が1972年録音でありその3年後に録音されたことになる。

フレデリック・ショパン(1810-49)は実際は16曲のポロネーズを残しているが作曲者自身によって作品番号が与えられているのは7曲である。この中で最も傑作なのが第5番から第7番までの3曲と言われている。特に第5番はポリーニにとって因縁深い曲だ。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だがその時の演奏曲がこの第5番なのだ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。

1.エチュードOp.10&25(全24曲)
2.24の前奏曲Op.28
3.ポロネーズ集(第1番~第7番)
4.ピアノソナタ第2番、第3番
5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌
6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49

完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。

ピアノという範疇に自らを置き、ピアノだけで表現し得る全てを表した『ピアノの詩人』ショパン。その全てを本当の意味で表現しえたのはポリーニに以外いなかったのではないかとこのデモーニッシュなポロネーズを聴いて思う。

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