日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する の感想
参照データ
タイトル | 日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小室 直樹 |
販売元 | ワック |
JANコード | 9784898310854 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
本書を読んでいる時に、韓国の李明博大統領の竹島上陸、
そして香港の活動家の尖閣諸島上陸があり、これらニュース報道と
照らし合わせていろいろ考えさせられた一冊であった。
また、16年も前に執筆されてから、現在の日本が何も変わっていないことに
愕然とした。
本書の一番のキーワードは、急性アノミーであると思う。
特に、明治維新の際の天皇を神格化することによる急性アノミー、
大東亜戦争終結の際の天皇の人間宣言による急性アノミーが印象深い。
大東亜戦争後の報道・教育により洗脳された我々がどこに向かうべきか
本当に深く考えさせられる。
特に、本書にて紹介されている報道・教育で伝えられていない事項に
ついて文献等で確認をしてみたい。
そして香港の活動家の尖閣諸島上陸があり、これらニュース報道と
照らし合わせていろいろ考えさせられた一冊であった。
また、16年も前に執筆されてから、現在の日本が何も変わっていないことに
愕然とした。
本書の一番のキーワードは、急性アノミーであると思う。
特に、明治維新の際の天皇を神格化することによる急性アノミー、
大東亜戦争終結の際の天皇の人間宣言による急性アノミーが印象深い。
大東亜戦争後の報道・教育により洗脳された我々がどこに向かうべきか
本当に深く考えさせられる。
特に、本書にて紹介されている報道・教育で伝えられていない事項に
ついて文献等で確認をしてみたい。
我々日本人は、自分たちの行動パターンや思考回路をごく普通のもの、当たり前のことと捉えがちですが、外国の方と比べると相当変わっていることがままあると思います。そして、しばしばその「変わっていること」が致命的なミスに繋がってしまう可能性がある、そのことに気づかせてくれるのが本書だと思います。
従軍慰安婦問題や教科書問題などで、「とりあえずこの場を収めるために、歴史的事実はどうであれ謝っておこう」的な対応を連発する我々日本人・・。危ないことですね。どんなツケを払わされるのか。ただ、「とりあえず謝っておこう」的な発想をついしてしまう、その思考回路は私も日本人なので残念ながら分かるんだなぁ。
小室さんは、日本の明治以降の近現代史に潜む問題点を鋭く抉りながら、日本人の気をつけるべき点を明快に示し、警告を与えてくれます。これを読むと、「学生の時に受けた日本史の授業は何なんだ。クソの役にも立たん」と思いました。
(急性アノミーの害、伝統主義の打破、挙証責任の重さ、マッカーサーの洗脳計画ほか、勉強になる話がテンコ盛りです。)
本書はなかなかの分量で読むのが大変でしたが、非常に面白かったです。小室さんの「憲法原論」や「田中角栄の遺言」なども併せて読むと理解が深まると思います。また、山本七平さんの「空気の研究」や井沢元彦さんの「逆説の日本史」などで扱っている内容と絡めると一層面白いと思います。
従軍慰安婦問題や教科書問題などで、「とりあえずこの場を収めるために、歴史的事実はどうであれ謝っておこう」的な対応を連発する我々日本人・・。危ないことですね。どんなツケを払わされるのか。ただ、「とりあえず謝っておこう」的な発想をついしてしまう、その思考回路は私も日本人なので残念ながら分かるんだなぁ。
小室さんは、日本の明治以降の近現代史に潜む問題点を鋭く抉りながら、日本人の気をつけるべき点を明快に示し、警告を与えてくれます。これを読むと、「学生の時に受けた日本史の授業は何なんだ。クソの役にも立たん」と思いました。
(急性アノミーの害、伝統主義の打破、挙証責任の重さ、マッカーサーの洗脳計画ほか、勉強になる話がテンコ盛りです。)
本書はなかなかの分量で読むのが大変でしたが、非常に面白かったです。小室さんの「憲法原論」や「田中角栄の遺言」なども併せて読むと理解が深まると思います。また、山本七平さんの「空気の研究」や井沢元彦さんの「逆説の日本史」などで扱っている内容と絡めると一層面白いと思います。