公務員試験　最初でつまずかない経済学　ミクロ編 の感想

この本のいい所は教養編と専門編に別れている所です。 教養のみの人にとっては一般的な経済学の参考書はオーバーワークです。 ですが、この本はその問題を解消していますし、理論を学んだ後実際の過去問を解くというプロセスになっているので、頭に定着しやすいです。 他
また、他の方もおっしゃっていますがこの本だけでは地方上級、国家一般職の試験は厳しいです。 例を挙げると、異時点間の最適消費などの単元が解説されていません。確かに出題率は低いですが、専門試験において経済学の占める割合が大きいので捨てるのは無謀です。
ですので、この本の1テーマ終了毎にスーパー過去問ゼミをやれば地方上級、国家一般職レベルなら余裕で合格点が取れるはずです。
実際に私も以前は国家一般職に合格し、数年働いた後地元の県庁を受け、合格しました。 この本は県庁を受ける際に使用しましたが、経済は十分合格点が取れました。

問題集の問題を見て、これはどう勉強をすれば良いのかと途方に暮れていたときに書店でこの本を見つけました。
今、この本で勉強していますがとても丁寧に見やすく説明がされていて分かりやすいと思います。
経済学についての知識が全く無くても、グラフの見方、足し算のやり方（マイナス同士を掛けるとプラスになるとか）、指数の計算方法、微分の意味・やり方、出てくる記号の意味など、ここまで説明するかという程に基本から書かれているので、安心して勉強できます。
本の難易度としては、前半の教養と後半の専門に分かれており、前半は上記のような基礎的なことを、後半は難易度の高い計算問題にチャレンジするようになっています。
簡単な問題ばかりが集められているのではなく、実際に過去問にあるような難しい計算問題にチャレンジできるようになれるように、この１冊で構成されているのが良いと思います。
本書の冒頭に書いてありましたが、単純に公式に数字を当てはめれば答えが出る"暗記科目"なんだなと苦手意識が無くなりつつあります。
この本を終わらせたら、マクロ編もぜひ読んでみたいと思っています。