カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ドストエフスキー |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784102010112 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ロシア文学 |
購入者の感想
「ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟」上巻は、慣れていなかったのか、登場人物の名前が愛称に変わったりカタカナだったりで読みづらいのか、読み終えるのに時間が思っていたより多くかかった!が、上巻を読み終える頃、中巻に入った辺りからか ドつぼ!笑 読めば分かるのだが、ハマっていた!気付いたら朝まで徹夜で読んでいた事もあった。徹夜で読みたい本なんて、なかなかなかったのだけれど気付いたら朝になっていた中毒性のある小説だと思った。上・中・下と読み終えて、またあの感覚を味わいたいと思って著者ドストエフスキーの書いてる他の小説を買ったが、カラマーゾフには敵わない。地下室の手記なども面白いが、短い。悪霊、白痴、などなど長編で面白い小説は他にもあるけど、読むならまずはカラマーゾフです!この本でロシア文学にはまりましたが、この本を超える作品にはまだ出会えずにいます。超える本があれば教えて欲しいです。探し続けますが、私の中でのNo.1小説!!!
私たち人間の人生には少なくとも一度ぐらいは悩み貫かなければならないときが来る。
アリョーシャの場合、それがゾシマ長老の死、そしてその後の悲惨な事態だった。
そんなとき、人間は今までの信仰、理念を疑ってしまう。しかし、それには何らかの意味があるはずだ。
それを見つけたとき、私たちはその苦悩から解放される。
そのようなことがこの傑作の中巻から感じた。
さらにこの巻は物語の最重要場面でもある下巻の裁判へと繋がっていく。
この中巻が最もアリョーシャ視点で書かれているため、その多感なものの見方が非常に面白かった。
上巻は読むのに時間を要するが、中・下巻はどんどんと頭の中に入れたくなる展開が詰まっている。
上巻でリタイアしてしまった方はそこまで読んでしまったら、あとは楽なのでぜひ再チャレンジしていただきたい。
アリョーシャの場合、それがゾシマ長老の死、そしてその後の悲惨な事態だった。
そんなとき、人間は今までの信仰、理念を疑ってしまう。しかし、それには何らかの意味があるはずだ。
それを見つけたとき、私たちはその苦悩から解放される。
そのようなことがこの傑作の中巻から感じた。
さらにこの巻は物語の最重要場面でもある下巻の裁判へと繋がっていく。
この中巻が最もアリョーシャ視点で書かれているため、その多感なものの見方が非常に面白かった。
上巻は読むのに時間を要するが、中・下巻はどんどんと頭の中に入れたくなる展開が詰まっている。
上巻でリタイアしてしまった方はそこまで読んでしまったら、あとは楽なのでぜひ再チャレンジしていただきたい。