アベノミクスの逆襲 の感想

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タイトルアベノミクスの逆襲
発売日販売日未定
製作者高橋 洋一
販売元PHP研究所
JANコード9784569821429
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

高橋洋一氏が、財務省を退官してからの著書は、ほとんど読破しました。
未来予測の的中率と、マクロ経済分析の的確さは、本書でも健在です。
タイトルは、編集者が売らんがためにつけたので、軽いですが、
とても本質的な経済分析を披露しています。

1)朝日新聞子会社の雑誌に掲載拒否された原稿が1章に出ていますが、痛快そのものです。
これだけ明快に朝日新聞の経済分析の誤りを指摘されたら、
朝日新聞担当者は掲載お断わりする他、立場がないでしょう。

2)他の大学教授、企業所属のエコノミストの批判も、根拠を明快に示し、痛烈です。
東大数学科出身エコノミストの面目躍如で、凡俗の「思い込み根拠なし経済書」と一線を画しています。

3)私がもっとも興味をそそれれたのが、第4章です。オイルショック、プラザ合意、バブル崩壊の真実が
財務省(当時、大蔵省)内部にいたエコノミストにしか見れない視点で、真実が、暴かれています。
オイルショックは、オイル減産に主因がなく、マネタリーベースから解説しています。
プラザ合意は、変動相場制に日本が移動した後も、大蔵省が秘かに為替介入していたのをアメリカに止められて
円高になった経緯が、暴露されています。
バブル崩壊は、一般物価は正常で、資産価格だけが異常だった実態が、データーで示されています。
資産価格の異常さを、行政措置で修正し
一般物価が正常ならば、金融引き締めをおこなうとデフレになるにもかかわらず
「日銀ひも理論」なるものでデフレに突入していった日銀「平成の鬼平」の判断ミスが
データーを示しながら、批判されています。

馬齢65歳になってから、改めて数学書や経済書を紐解いて学びなおしていますが
アメリカではポール.クルーグマン、日本では高橋洋一が、
時代の変化に迎合して主義主張を変えるようなことをせず
一番、骨太で信用できます。
(この二人は、2000〜2001年プリンストン大学の同僚で、懇意にしていたらしい。)

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