心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる (ブルーバックス) の感想

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参照データ

タイトル心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる (ブルーバックス)
発売日販売日未定
製作者ロジャー・ペンローズ
販売元講談社
JANコード9784062572514
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 理論物理学

購入者の感想

むずかしい。哲学書?よくわからない。でも大事な気がしたので買ってみた。私たちの脳ってどのように機能しているのだろう?どのような仕組みで脳は活発に動いているのだろう。知りたかった。でも記述が回りくどくてイライラする。原文で読んだ方が楽かも。翻訳が悪いのではなく、英語でないとよく理解できないのかも。

1995年Tanner Lectureでの講演内容を再現したものであり、原書は、"The large, the small, and the human mind"、である。基本的には「心の影」を要約したものとなっている。
表現は簡潔であり、くだけた口語調なので、一見読みやすそうだが、勿論内容は極めて高度であるから、「心の影」を読んでいない読者、又は相応の知識のない読者にとっては、「雰囲気のみを味わう」ことになりそうである。
著者の主張のひとつが「客観的収縮(=OR)」の理論だが、真偽のほどはともかく、本当にワクワクさせられるものである。いつになったらこの領域が解明されるのだろうか。
受け入れるべき量子力学のパラドックス(即ちZミステリー)として、「心の影」でも取り上げられた「爆弾検査問題」が再び説明されている。ElitzurとVaidmanが1993年に提出した問題だが、誠に衝撃的なものである。このようなことが本当に現実にあり得るのか。
極めて興味深い本であることに間違いないが、星4つである理由は、(第二部を除いて)「心の影」以上の内容が含まれていないことである。

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講談社から発売されたロジャー・ペンローズの心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる (ブルーバックス)(JAN:9784062572514)の感想と評価
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