国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下) の感想
参照データ
タイトル | 国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究 (下) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アダム・スミス |
販売元 | 日本経済新聞社出版局 |
JANコード | 9784532133276 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済思想・経済学説 |
購入者の感想
この年代に書かれた本が今もまだ読まれている。それだけで内容がいいことはわかることですが、読んでみて、この年代で、これだけのことを考えていることは驚きました。そして、やっぱり考えることはいつの時代も同じなのだなと。
翻訳は現代の口語体で訳されており、書体も新しく読みやすいです。
上巻に引き続き基本的には経済の話題が主ですがその他の話題も意外と豊富です。
200年前の独立戦争直前のアメリカやヨーロッパ各国の状況がイングランド人視点で描かれていて一種の旅行本の趣もあります。
イングランド国内の話題では大学教授や教会関係者の給与体系と仕事への熱心さの関係について、今で言うところのインセンティブ論が述べられています。
また、株式会社(業務上横領だらけ)や年金制度(もともと一時しのぎの国債)、銀行制度、何より紙幣の黎明期の姿がいきいきと描かれていて興味深いです。
度重なる戦争のために国債漬けで首が回らなくなった当時の各国の状況と通貨の切り下げの議論は、200年後の現代の各国の状況と酷似していて人間のやることはいつどこでも大して変わらないと身につまされます。
上巻に引き続き基本的には経済の話題が主ですがその他の話題も意外と豊富です。
200年前の独立戦争直前のアメリカやヨーロッパ各国の状況がイングランド人視点で描かれていて一種の旅行本の趣もあります。
イングランド国内の話題では大学教授や教会関係者の給与体系と仕事への熱心さの関係について、今で言うところのインセンティブ論が述べられています。
また、株式会社(業務上横領だらけ)や年金制度(もともと一時しのぎの国債)、銀行制度、何より紙幣の黎明期の姿がいきいきと描かれていて興味深いです。
度重なる戦争のために国債漬けで首が回らなくなった当時の各国の状況と通貨の切り下げの議論は、200年後の現代の各国の状況と酷似していて人間のやることはいつどこでも大して変わらないと身につまされます。