自然に還る の感想

　福岡さんの著書を他にも持っているのですが、やはり具体的な農業の方法は少ししか書かれていません。
　しかし具体的な粘土団子の作り方がインディアンの絵入りで説明されていたりと少し詳しく載っています。
　他の著書と読み比べてみると分かりやすくなると思います。

農家というより、

自然を追求する、実践的な哲学者といったほうがいいでしょう

なので具体的なやり方を求めて

「なんだ、何も方法が書かれていないじゃないか」とがっかりするのは

見当違いの意見なのです。

彼の思想は徹底的な文明批判です。

それを世間にぶつけるために農業をやっているだけでしょうね。

ですので、農業家が読んでもあまり面白くないでしょう

それより禅とか仏教、または

スピリチュアル系の人が読んだ方が共感できるはずです。

動物のように食っちゃ寝て、食っちゃ寝ての生活が最高の幸せ。

人間の為すことなんて全て無意味！

こういう思想に共感する人は読んでみてください。