甘城ブリリアントパーク メープルサモナー (2) (富士見ファンタジア文庫) の感想

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参照データ

タイトル甘城ブリリアントパーク メープルサモナー (2) (富士見ファンタジア文庫)
発売日2014-11-20
製作者八奈川 景晶
販売元KADOKAWA/富士見書房
JANコード9784040702889
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

甘城ブリリアントパークのアニメ化に伴い、視聴した所面白かったので、
それまで買うのを躊躇っていた小説も一気に購入しました。

本編の小説はアニメとの違いに戸惑いながらも、巻を重ねる毎に世界に引き込まれました。
各々のキャラがとても個性的であり、きちんと表に出難い生の息吹が感じられ、
また物語でそれを活かしておりました。笑わせる描写を交えつつも、しんみりとさせる所もあり、
先への展開も散りばめており、とても良く出来た作品であると好きになりました。

ところが、支流となる此方のシリーズは舞台は同じであり、登場キャラもお馴染みの面々が出てくるにも関わらず
本編で感じられた魅力が皆無、物語も空虚で内容がなく、同じ事を繰り返すばかりで最初から笑えず、
読み進めるのも苦痛を覚えてしまい、終いには流し読みで本を閉じてしまいました。

作者はあとがきでも原作者にアドバイスを受けた様な事を申しておりますが、
原作者が伝えきれなかったのか、この作者が何ら分かっていなかったのか。
恐らく後者であるのでしょう。楽しい雰囲気だけしか読取らず、設定といった礎をきちんと為さない建物は
他愛もなく崩れるより他ありません。
こういった類いのラノベ作家は近年増える一方であり、
残念な事に上っ面だけの作品でも一定の支持を得られてしまっている状況が見受けられます。
それに甘えるかのように出版社側は粗悪な作品を矢継ぎ早に出し、
購入者に判断する暇を与えずに買わせようとしている嫌いがあるのではないか、
改めて感じずにはおれない程、買った甲斐のない作品でありました。
もっとよく吟味して自衛しないといけませんね。

世界観が定まっている筈のものを与えられても活かせない様では、
恐らく何を書いても感動を得られる作品は書けなさそうな作家であるかと感じました。

自分も別にハーレムラノベは嫌いじゃないのですが、この作品は甘ブリの外伝であるはずなのに、作風が違いすぎてついていけません
本編の主人公が超ハイスペックであれだけ奮闘してるのに全然モテない一方で、こちらは何にもしてない魅力皆無主人公のくせに登場する女性キャラ4人全員に惚れられていて意味わかりません
賀東氏が女の子が可愛い!と太鼓判を押していた様に女の子は確かに可愛いのですが、それだけにこの主人公の魅力の無さとハーレムっぷりが残念です

それからギャグも本編に比べて非常にラノベっぽくありがちなネタなので全く面白くないです
なのでマスコットが要らない状態です
甘ブリの世界観を使わずに、普通にハーレムラノベの新作として発売した方が良かったんじゃないでしょうか?

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