配線略図で広がる鉄の世界 の感想

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参照データ

タイトル配線略図で広がる鉄の世界
発売日販売日未定
製作者井上 孝司
販売元秀和システム
JANコード9784798037530
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 交通

購入者の感想

本書は書名を「鉄道線路の配置略図で楽しみが拡大する鉄道(国内)の世界」と読み替えると良い.電気配線の略図や鉄鋼業界の世界を扱っている訳ではない.2009年初版の改訂版である.本書は同じ著者の「車両基地で広がる鉄の世界」.「車両研究で広がる鉄の世界」,「ダイヤグラムで広がる鉄の世界」の姉妹書である.本書で云う”配線略図”とは、要は線路がどう敷いてあるかを航空写真や実地調査で図面に略図として落としてゆくもので著者はExcelを使用して作業を効率化している.配線略図は飽くまでも略図なので、実際の線路の実態(ディメンジョン)とは異なるが、鉄道路線の配置(例えば単線,複線,複々線),益内の構内配線,路線の分岐,路線の交差(平面交差,立体交差,連絡線),特殊な路線,路線配置と運転効率(機関車の効率的配置)を考察する上では役立つ.路線略図は100以上の実例で紹介されており,約半数の例では運転席背後から撮影したと思われる実写写真が添えられていて分かりやすい.全国的にどの程度網羅されているかは不明だが、関西,関東の鉄道を中心に幅広く紹介されているようだ.特に,西宮北口,立川,相模大野,大和西大寺,大和八木駅は航空写真とともに紹介されている.西宮北口駅での阪急今津線と阪急神戸線の平面交差は既に存在しないが,筆者は,昔,今津線を走る電車が神戸線を横切る時の車輪配置と線路の配置からくるゴトゴトという鉄塊の接触するときの響きを思い出した.読者はそれぞれの記憶に残る鉄道線路や駅を本書で確認してみるのも一興であろう.

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