KEEP ON DREAMING 戸田奈津子 の感想

映画に魅せられ、英語に興味を持った少女が翻訳家になると決めて夢を実現させた自伝的サクセスストーリー。
字幕制作の舞台裏の事というより、あくまで自伝的なところがとても新鮮。

長い下積み時代を過ごし、やっと翻訳家としてデビューし周りからも認められるようになったのは40歳を過ぎてから。夢を叶える為に大事な事を戸田奈津子さんの歩いてきた道を振り返りながら、教えてもらったような気がする。読み終えた後は清々しい気分になって、さぁ自分もまた頑張ろう！と凄く前向きな気持ちにさせてくれる素敵な本だった。インタビュー形式で全然堅苦しくなく、さらっと、楽しく、そしてあっという間に読んでしまった。

戸田奈津子さんの飾らない気さくな人柄が滲み出ているこの本は、若者から年配まで、どの世代の方にもおすすめの一冊です！