ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由 の感想

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スターバックスなどの愛される企業がどのような理念を持って社員とミッションを共有しているのかを  実体験を もとにかかれている本 。

 実際の方法というよりは感情やメンタリティについてなので、実用性とういかモチベーションをあげたいときに読んだほうが良いと思う 。

・企業の目的は世の中をよくすることであり、まずは従業員を大切にすることが必要である。

・コーヒーは感動体験を提供するための手段であり、それがホテルならリッツカールトンだあり、 エンターテイメントならディズニーである。

・社会は想定外の連続であり、マニュアルでは対応できずまた感動体験はマニュアルを超えたところに存在する 。

口でいうのは簡単だが自身が在籍した企業で、売り上げより世の中や従業員を大事にしているとはっきり認識できる企業は少ない。

 著作「スターバックスのライバルはリッツカールトンである」でも対談している通り、ブランドとはその企業に求めるクオリティがもたらす安心感であり、それを超える体験がもたらす感動によって人が惹き付けられる。

この点がAIや既に技術大国としての地位のみに縛られることなく企業が成長していける道なのではないかと考えさせられた 。

日産自動車、ボディショップ、スターバックスで体験したことを非常にわかりやすく語った一冊。非常に興味深く面白かった。

何のために働くのか？
人はどう言った時に心が動かされるのか？

日産自動車の工場でパチっとする音だけが工場の価値を生み出すというエピソードから始まり、スターバックスのCEOとの面談の時、経営の感覚、スメル（嗅覚）が大事なんだと言われたこと。ボディショップCEOのアニータ・ロディックから学んだミッションの大切さ。

などなど実体験に基づいた話は説得力があり心が動かされた。

一冊を読破することで、ボディショップはなぜ、オーストラリアで尊敬されているのか？なぜ、スターバックスの社員は自分の会社に対してこれほど愛情をもっているのか？そういった疑問一つ一つが解けたというのも大きい。

成功している会社の共通している点は、ミッションを大事にしているところ。

仕事をして行く上でミッション、使命は大切ですね。

最後にミッションをどう組み立てていったらいいのか？のところで、読書の大切さ、テーマを持つ、繰り返し読む、ときには見切りをつけるなど、参考にするところ多数。

この本を時々見つめなおし、自分の使命、ミッションを作る際に参考にしていきたい。