陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトル陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)
発売日販売日未定
製作者夢枕 獏
販売元文藝春秋
JANコード9784167528157
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

いわずと知れた、安倍晴明と源博雅の「陰陽師」シリーズ、6冊目。

 3時間もあれば読めてしまうような内容ながら、毎回文庫で出るたびに買ってしまうのは、どうしようもない人間の業や哀れさが描かれているからでしょう。だから、ときどき再読したくなり、引っ張り出してきます。ただ、今回は、そのあたりのはかなさがやや薄いように感じられたので、星4つとしました。

 けど、文句なしに一気読み、面白さは相変わらず。人の業が表れているという点で「鬼小槌」、民話などでもよく出てくる“覚”(人の心を読む妖怪)と晴明との対決が読める「覚」が個人的には面白かったです。

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