どうしてあの人はクリエイティブなのか?―創造性と革新性のある未来を手に入れるための本 の感想

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参照データ

タイトルどうしてあの人はクリエイティブなのか?―創造性と革新性のある未来を手に入れるための本
発売日販売日未定
製作者デビット・バーカス
販売元ビー・エヌ・エヌ新社
JANコード9784861009402
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス

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「クリエイティブ」にまつわる迷信を10章に渡って列挙された本で、ほとんどが心理学(行動経済学)に、色々と紹介されているバイアスによるものが大きい。

・「ひらめいた」の迷信
・「生まれつきクリエイター」の迷信
・「オリジナリティ」の迷信
・「エキスパート」の迷信
・「インセンティブ」の迷信
・「孤高のクリエイター」の迷信
・「ブレーンストーミング」の迷信
・「団結」の迷信
・「制約」の迷信
・「ネズミ取り」の迷信

他の人のレビューでも説明があるので解説は省くが、「孤高のクリエイター」の迷信、「ネズミ取り」の迷信は秀逸だった。孤高のクリエイターというのは歴史家やマスメディアが作り出した「物語」に過ぎないという理解は、実際の現場まで降りてみないと出来ないし、ブランディングが如何にして出来上がっていくのかが良く分かった。

確かにスティーブ・ジョブスはビジョンを示しても、実際に制作するのはスタッフ達であり、エジソンにしてもメンロパークに研究所を構える頃には既に、エジソン自身は宣伝広告塔の役割の方が大きくなっていた。エジソンの研究所は、14人前後のチームが同時進行で色々なプランを同時進行しながら、全く違う案件の良いところをパクリ、入れ替えや改変をしながら、全く違う分野の仕事を融合やコラボレーション、応用していた。それについてスタッフ達は罪の意識を感じていなかったという。

「スモール・ワールド・ネットワーク」の活用が局所的に起こっていた現象として興味深い。この用語を調べるとダンカン・ワッツ「

私たちは、一度は、
・どうしたらクリエイティブになれるのだろう?
・すごいアイデアが浮かぶときと、全く浮かばないとき
その違いがあるのはなぜだろう?
・ひらめきはどこからやってくるのか?

思い浮かべたことはあるのではないだろうか?

古代ギリシャ、ローマ、そして近代にいたるまで
「創造性は神の恵み」であると信じられ、
様々な儀式や信仰が行われていた。

しかも、多くの人々は未だに創造性とは
謎めいた神聖なものだと思っている。

しかし、実際は「神頼み」以上に役立つのは、
クリエイティブな人々や革新的な研究をすることだ。

創造性とは、神の恵みや祝福というより、
適切なエコシステムを設計し、
そこに適切な訓練を受けた
幅広い視野を持つ人々を集めることで
得られる結果であると、著者は語る。

本書では、創造性に関する
様々な迷信を扱っている。
この一つ一つの迷信を見つめることで、
真のクリエイエティビティに
アクセスすることができる。

そのクリエイティブに関する豊富な事例から、
様々な真実が明らかになるのではないかと思う。

本書で扱っている
クリエイティブにまつわる迷信と実際。

・「ひらめいた」の迷信
新しいアイデアは直観的な一瞬のひらめきではなく、
課題やプロジェクトに取り組んだ成果である。

・「生まれつきクリエイター」の迷信
創造性は個人の性格または遺伝子とは全く関係なく、
むしろクリエイティブ・タイプなど存在しない。

・「オリジナリティ」の迷信
クリエイティブなアイデアは発信者独自のものではなく、
実際には、古いアイデアの組み合わせによって産まれ、
アイデアを共有することでイノベーションが広がる。

・「エキスパート」の迷信

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