本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) の感想
参照データ
タイトル | 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 養老 孟司 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569701943 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
第一章から、対談形式で面白い話題が次々に飛び出す。知識、データとそして実務経験に基づく二人の対談はテンポが良く、編集の上手さも手伝って最後まで飽きない。その一部を引用すると、
p.32 (破壊された生態系について)虫は簡単には回復しません、青木が原がだめですから。一見いろんな虫がいそうですが、実はできて1200年ほどしかたっていない若い森林なのです。
p.97 ところが日本は違います、天皇陛下が田植えをする。こういう文明は珍しい。
p.121 日本でも水争いがありましたが、文書としてはほとんど残っていません。
p.125 徳川家康が最初に江戸に入ったのは1590年のことですが、彼は年中鷹狩に出かけています。これは野外調査だったのです。そうやって、利根川を銚子まで持っていく計画を立案した。(中略)関東平野が日本一の穀倉地帯になってくる。19世紀末、日本が植民地にならなかった理由の1つは日本中の英知と力を集結させる関東平野があったからです。
以上のように、読み所満載です。これで760円はあまりにも安い、買って損はしません。
p.32 (破壊された生態系について)虫は簡単には回復しません、青木が原がだめですから。一見いろんな虫がいそうですが、実はできて1200年ほどしかたっていない若い森林なのです。
p.97 ところが日本は違います、天皇陛下が田植えをする。こういう文明は珍しい。
p.121 日本でも水争いがありましたが、文書としてはほとんど残っていません。
p.125 徳川家康が最初に江戸に入ったのは1590年のことですが、彼は年中鷹狩に出かけています。これは野外調査だったのです。そうやって、利根川を銚子まで持っていく計画を立案した。(中略)関東平野が日本一の穀倉地帯になってくる。19世紀末、日本が植民地にならなかった理由の1つは日本中の英知と力を集結させる関東平野があったからです。
以上のように、読み所満載です。これで760円はあまりにも安い、買って損はしません。